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ハンター日記

猟師のジビエ エゾシカの脳みそ とり方とレシピと味の3つのポイント

投稿日:

2022-02-08 No.933

【閲覧注意記事 脳みその画像が表示されます。苦手な方は以下の記事をご覧ください。】

地球誕生 隕石から共通の祖先誕生

 

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

拙ブログにご訪問いただきありがとうございます。

猟に行ってきました。

私は鹿の姿すら見ることができませんでした。

しかし他のチームが獲ってくれました。

ありがとうございます。

時間的に余裕があったこともあり、以前から気になっていた鹿の脳みそをとってきました。

一度くらいは食べてみたなと。

今回はエゾシカの脳みその食レポです。

 

エゾシカの脳みそ

エゾシカの脳みそ

[2022.2北海道十勝 エゾシカの脳みそ ちょっと毛がついている]

普段は猟に行って頂く部位はモモ肉やロース、タンくらいです。

が、今回は昔から気になっていたエゾシカの脳みそを取り出してみました。

方法はノコギリです。

上記の画像がエゾシカの脳みそです。

右脳左脳と言いますが、やはり左右に二つの塊がありました。

大きさは片方が手のひらに乗るサイズです。

この脳みそを食べてみましょう。

 

ジビエ 鹿の脳みそ

エゾシカの脳みそ

[2022.2北海道十勝 エゾシカの脳みそ]

猟を始めると先輩たちから、鹿肉を生で食べてみろだとか、キンタマも美味いぞなど色々と危険な声をかけられます。

最近はそういうことを言うコワい猟師も少なくなったと思います。

私が猟を始めた頃は獲ったその場で解体して、背ロースを生で食べてみろと言われたこともありました。

生憎その肉は生臭く、先輩が見ていないスキに吐き出してしまった、そんなこともありました。

そんな先輩たちからでさえ、シカの脳みそを食べたという話を聞いたことがありません。

 

そこで、鹿の脳みそを食すことについて調べてみました。

フレンチや中東では羊や牛の脳みそを調理する食文化があるようです。

また、国内でも鹿の脳みそを食べてみた系のyoutubeやブログも散見されます。

あまり問題ないようです。

私も食べてみました。

 

参考サイト:

へっぽこサラリーマンの週末ハンター 閲覧注意 鹿の脳みそ・熊の足の味はどうなの?食べてみました!

 

脳みそのレシピ

エゾシカの脳みそ

[2022.2 ボイルしているエゾシカの脳みそ]

取り出した鹿の脳みそを流水で綺麗に洗います。

気になったのは

脳みその裏側には質の良い脂がこびりついていた

こと。

バラ肉の脂身のように固く大きな脂ではありません。

ニベアのような脂分です。

脳には良質な脂が必要とされているのだと知りました。

この文章を読んでいる、今の貴方の脳みその下の方にもニベアのような脂があるのでしょう。

貴方の考えるためのエネルギーになっているのかもしれません。

 

そんな脳みそをボイルします。

ボイル時間は、しっかりと中に熱が通る4-5分間にしました。

 

エゾシカの脳みそ

[2022.2 バターで炒めているエゾシカの脳みそ]

ボイルした脳みそに塩コショウをふりかけ、小麦粉をまぶします。

フライパンでバター弱火で炒めて、脳みそを投入。

エゾシカ ブレインソテー よつばバターを添えてです。

表面はカリッと、中はしっとりと柔らかく仕上げました。

ワインと一緒に食べると美味しそうですが、禁酒していますのでウーロン茶で頂きました。

 

関連記事:

禁酒したら体重が3か月で6キロ減った話 禁酒して3か月経過した現状報告とこれから

 

 

鹿の脳みその味

エゾシカの脳みそ

[2022.2 エゾシカの脳みそのソテー]

味の3つのポイント

エゾシカブレインソテーです。

味の方を熱いうちに味わってみました。

おっかなびっくり口に運びます。

あっ...美味しい。

これは欧州や中東でも食べらえる理由が分かります。

確かに美味しい。

美味しさのポイントは主に3つです。

・クセがない素直な味わい

・濃厚かつ、淡泊

・クリーミーな食感

 

ニベアを食べているよう

エゾシカの脳みそを一口食べた時に思い出した味が二つあります。

オオスズメバチの幼虫の味。

エゾシカの睾丸の味です。

 

関連記事:

オオスズメバチの味 トロトロの甘エビ

猟師のジビエ シカのキンタマいとうまし

 

うねうね動くオオスズメバチの幼虫を生でたべると、味はしないのですがとろける甘エビのような風味が口の中に広がります。

見た目がグロテスクなのですが、あれは恐らく食べ慣れると素晴らしい食材です。

もう一つがエゾシカの睾丸。

私が口にした食感の中でもっとも滑りゆくまろやかな食感はエゾシカの睾丸、キンタマです。

食感分野では睾丸の食感は今でもナンバーワンだと思っています。

それらの特徴を兼ねているのが【エゾシカの脳みそ】と言えるかもしれません。

イメージとしては、まろやかなニベアを食べているような(食べた事はありませんが)味です。

以上、エゾシカの脳みその食レポでした。

なんか、気持ち頭も良くなったような気がします。

この文章は読みやすいでしょうか。

もし、読みやすく伝わりやすい文書が書けていましたら、エゾシカの脳みそのお陰かもしれません。

えっ、伝わってないって?

エゾシカさんごめんなさい...。

 

 

エゾシカから大切な栄養を頂きました。

この栄養を力に変えて、地球が生物にとって住みやすい星であり続けるよう、かつ地球の生態系の輪を他の惑星系へも広げる活動を続けていきます。

地球の生態系のためにガンバルぞい。

 

したっけぃ

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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