2018-03-23 No.238
どうも、モーリーです。
前回は2月に釧路で集団猟をした記事を書きました。
エゾシカを獲ると、売るか解体するかを決めなくてはなりません。
獲ったあとの話をお届けします。
獲ったエゾシカの2つの選択肢
[2018.2.12北海道釧路 倒れたオスのエゾシカ]
2月に釧路の方の山で猟を行いました。
このエゾシカは狩猟歴50年以上の大ベテランのM氏が獲ったオスのエゾシカ。
参考記事:巻狩りの勢子とマチ 14人で7頭しとめる
エゾシカを仕留めると、二つの選択肢ができます。
一つはそのまま持ち帰りお肉屋さんに売る。
もう一つはその場で解体し、持ち帰る、の二つです。
今回は車まで距離がある場所で獲ったことや、他にもう一頭のエゾシカを近場で獲っていました。
このエゾシカは解体することに、もう一頭は車まで運ぶことにしました。
ヘッドショットとネックショット
ヘッドショットとネックショットで当たると
お肉屋さんに売るには、うまく当たっていることとが肝心です。
うまく当たるとは、
ヘッドショットとかネックショットと呼ばれる仕留め方です。
エゾシカの頭や首に一発で当て即死させることが理想です。
頭や首に弾が当たり即死するエゾシカ、
この状態が一番美味しく処理しやすい状態と言われています。
ただ、実際に動いているエゾシカの頭や首だけを狙って撃てるハンターはなかなかいません。
私はまだ50頭ほどしか、猟で獲れたエゾシカを見ていませんが、キレイなヘッドショットとネックショットをみたことがありません。
私自身は修行不足なのですが、ベテランの猟師たちでもキレイなショットは難しいようです。
逃げて動くエゾシカに対して、キレイに仕留めるのは難しいことなのです。
体に当たると
[2018.2.12北海道釧路 倒れたオスのエゾシカ 毛が凹んでいる場所が弾が当たった場所]
お肉屋さんにエゾシカを売る猟師も、その多くは体に弾に当たっているエゾシカを売っています。
体に弾が当たっても、うまく即死させることができれば、美味しくいただけます。
大切なポイントは、撃った後に素早く血抜きをし、体を冷やすことです。
弾が当たっても、死なずに暫く逃げ動くとエゾシカの体の中を血が巡ります。
そうなると、肉が血まみれになり肉の味が悪くなります。
お肉屋も買い取る条件として、撃ってから2-3時間以内などの条件を付すお店もあります。
次回は解体の様子を紹介します。
日増しに太陽光が強くなる、雪残る北海道です。
貴方の街はいかがですか。
週末に、春を喜ぶ生き物を探索しに山に行ってみてはいかがですか。
山を歩くだけで、十分に楽しめます。
したっけぃ