2019-09-17 No.457
ご訪問いただきありがとうございます。
北海道十勝のハンター
モーリーです。
先日山ぶどうを採ってきました。
山ぶどうからは
ジュースやジャム、
ワインなどを作ることができます。
それらの作り方をお届けします。
なお、
日本では国税庁(財務省の外局)が
管轄する酒税法により
ワイン作りが規制されています。
このブログは海外からの視聴もあることから、
そんな貴方へワインの作り方をお届けします。
山葡萄ジュースのレシピ
[ヤマブドウの実]
1.山ぶどうを房から外します
2.水洗いします
3.すりこぎや手で粒を潰します
4.袋に入れます
5.3日間ほど冷蔵庫に入れる
6.袋の端を切ってジュースを取り出す
7.余った皮や種をサラシやタオルなどでまいて残ったジュースを搾り取り完成
以上が山ぶどうジュースの作り方です。
非加熱で作るので
自然の栄養素が豊富な分、
あまり日持ちがしません。
もって一週間ほどでしょうか。
なお、衛生面で心配な方は
3と4の工程の間に加熱処理をしてください。
「鍋にかけ沸騰直前で止め、冷ます。」
山ぶどうジュースづくりの
一番大変なポイントは最初の
房から実を取り外す所です。
私の場合だと1.2kgの実をとるのに
1時間半ほどかかりました。
youtubeやNetflix,amazon prime
などを見ながら、
のんびり作業しましょう。
山葡萄ワインのレシピ
次に山ぶどうでのワインの作り方です。
1.山ぶどうを房から外します
[みずみずしい山ぶどうたち 本当に美味しそう]
まずは山ぶどうを房から外します。
2.水洗いはしないで、マッシャーや手で潰します
[山ぶどうを拳でつぶす ここでゴム手袋を使うのは邪道]
ポイントは水洗いをしないことです。
水洗いしてしまうと、
皮の表面についている天然酵母が
流れ落ちてしまします。
粒の潰し方はなんでも良いと思います。
ゴマすり用の棒でも、
私のように拳でつぶすのもありです。
伝統的なワインづくりでもブドウは洗わず、
素足で潰し、
さらには集めたブドウの中を裸の男たちが
泳いで攪拌させ発酵を促したと聞きます。
ワインづくりはある意味、
とても不衛生といえます。
そんな不衛生で大丈夫なのか?
安心してください。
もし、
ブドウに危険な菌が付着していても
発酵の途中で不衛生な菌は駆逐されます。
3.砂糖を加えます。砂糖の量はぶどうの量の10%ほど
[山ぶどうが潰れた状態 皮と種と中身が分離し山ぶどうの香りが部屋中に充満する]
ジュースとワインの大きな違いは
砂糖を加えるか否かです。
砂糖を加えることで酵母に栄養を与え、
発酵が始まり、発酵によってアルコールが
醸し出されるのです。
加える砂糖の量は約10%。
1kgの山ぶどうに
100gの砂糖を加えます。
発酵の途中で
皮からはポリフェノールとワイン色が、
種からは渋みが抽出されていきます。
ちなみに、
更に発酵が進むと酢になるので注意です。
4.瓶や漬物用の袋に入れます
5.2-3週間で発酵が終わり完成
発酵中は菌の呼吸を助ける必要があります。
瓶や袋には炭酸ガスが抜け出る穴が必要で、
一日に一回揺するなどして攪拌し、
蓋を開けて空気を出し入れしてあげる必要があります。
6.ぶどうの皮や種をザルで濾し瓶に詰めて完成。
ジュースであれワインであれ
自然の恵みを自然のままでいただく。
素晴らしいですね。
貴方も秋の山へ足を延ばし
山ぶどうを採り、
ジュースやワインを作ってみてください。
したっけぃ
なお、
発酵について詳しく知りたい方は
こちらの漫画をご覧ください。
菌が見える特殊能力を持つ主人公を中心に
農学部の学生たちが発酵とはなにかを
模索する漫画。秀作です。
see you