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ハンター日記

ボロボロになりながら次世代に命を繋ぐ動画 北海道の川に毎年秋に遡上する海と陸を繋ぐサケたち

投稿日:

2020-11-12 No.650

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

秋の川を歩きました。

秋の北海道の川では
産卵のために遡上してきた
サケなどが見られます。

 

遡上しているサケのメス

[2019.10北海道十勝 傷つきながらも遡上するサケのメス]

サケはこのような石や砂利の川底に
産卵床を作って産卵します。

産卵床の近くには湧水が必要です。

卵が湧水から綺麗な水と
酸素の供給を必要とするためです。

川底が泥だと産卵できません。

 

サケの死骸(ホッチャレ)

[2019.10北海道十勝 産卵という大きな役割を終えたサケ]

産卵という
最も大切な役割を終えたサケは
このように死んでゆきます。

その死骸はキツネやカラス、クマなどの
エサになります。

海で蓄えた栄養を陸に運び、
陸の生物がその栄養を摂取する。

サケには産卵する以外にも
海と陸の栄養の循環を促す
大切な役割があります。

ちなみに、
私たちが食べているサケは
ほとんどが川に遡上する前の
海にいるサケを捕まえたものです。

川に遡上するサケは身が固くなり、
あまり美味しくないと聞きます。

サケトバとするには
遡上したサケが良いと聞いています。

試してみたいところですが、
川でサケを獲ると密漁になるので
試せません。

 

水中の動画を撮影したのでご覧ください。

ちょっと長めの5分ほどの動画です。

ボロボロに傷つきながらも
遡上と産卵を続けるサケの様子が覗けます。

 

 

4年前に卵から孵化して海に降り
大海原で成長し
生まれ故郷の川に帰り
産卵し死んでいくサケたち。

本当にお疲れ様でした。

したっけぃ

 

関連記事:
ホッチャレ 一生懸命生き抜いたサケの一生

 

お酒の肴にぴったりなサケトバ

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  • この記事を書いた人

モーリー

2015年から北海道で狩猟開始。元は東京でアニメーターとしてジブリ作品やガンダムシリーズに参加していたが帰郷。現在は有害鳥獣対策や環境調査などに従事している。ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、人生における本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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