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ハンター日記

90歳近くの猟師が猟銃を持って元気に山野を歩くための食生活が示唆に富む内容だったので共有します

投稿日:

2022-04-11 No.941

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
拙ブログへご訪問頂きありがとうございます。

先日90歳近い現役ハンターの大先輩と猟に出かけました。
年齢がアラウンド90(ナインティ)なので「アラナイさん」とここでは呼びます。

そのアラナイさんは現役の猟師で現場の山野をスタスタ歩き、今でもエゾシカを獲ってきます。
猟で教わることは多いのですが、私が一番気になったのはその健康の維持についてです。

今回は90歳近い現役猟師の食生活についてお届けします。

ポイント整理

・納豆と玉ねぎ
・梅干し
・ヨーグルト
・ご飯はゴルフボール大程度の量の白米
・小麦粉は取らない
・魚は食べるが肉はほぼ食べない
・カフェインはとらない
・毎晩の晩酌

この食生活を50歳頃から40年近く続けているとのこと。

あくまでいち個人のケースですが、健康維持について非常に示唆に富む話だったと思うのでここで共有します。

 

納豆と玉ねぎ

麹納豆

[麹納豆 私も自作の麹納豆を毎日食べています]

アラナイさんは毎日納豆を2パック食べるそうです。
納豆の食べ方に特徴があります。
納豆一パックに大さじスプーン一杯程度の刻んだ玉ねぎをかけて梅干しの汁と醤油を少したらして食べるそうです。
しかも、その納豆は国産にこだわって決まった製品だそうです。

玉ねぎは血液がサラサラになると言いますし大事なポイントのような気がします。

整理します。

・国産の納豆一パック
・きざみ玉ねぎ大さじ一スプーン
・梅干しの汁

これを毎日2パックだそうです。

確かに健康に良さそうな一品ですね。

 

梅干し

梅干し

[梅干し 母が毎年作っているお手製の梅干し 世界一の梅干しである]

上記で納豆に梅干しの汁と書きました。
厳密には梅干しではないのかもしれません。

説明します。
まず、梅干しの梅はアラナイさん自身の庭にある梅の木からとれた梅の実を採取しているとのこと。
梅は毎年100から200個ほど採れるそうです。
その採れた梅に塩を振ると、ジワッと梅の汁がとれるそうです。
赤紫蘇は入れる年もあれば入れない年もあるとおっしゃっていました。

その汁を納豆にかけているとのこと。

北海道でも梅が採れるとは知りませんでした。
私も庭で梅の木を育ててみようと思います。

 

ヨーグルト

ヨーグルト

[ブルガリアヨーグルト ヨーグルトメーカーの購入を検討しています]

ヨーグルトも毎日食べているとのことです。

90歳近くでも狩猟の現場で動ける体づくりは、納豆・玉ねぎ・梅干し・ヨーグルトを毎日食べているからなのですね。

ご飯はゴルフボール大程度の量の白米

ご飯はゴルフボール大程度の量の白米を納豆と一緒に食べるそうです。

玄米は面倒くさいので食べないとのこと。

 

小麦粉はとらない

小麦粉は意識してとらないようにしているとのことです。
パン・うどん・お好み焼きなどは基本的に食べない、と。

実は私もパンは不健康だと思っているので、自分ではほぼ買いません。
おやつも柿ピーや煎餅やあんこ餅などお米由来のものを食べるようにしています。

アラナイさん曰く、小麦粉は痴呆を誘発するとのことです。
痴呆の方は猟銃は持てませんので、猟師にとって痴呆症になることは引退を意味します。

 

魚は食べるが肉はほぼ食べない

エゾシカ

[エゾシカ肉]

鹿肉は食べるのか聞いてみました。
若い頃に食べ過ぎたので、もう飽きたとのこと。

それこそ、昔は背ロースやレバーの刺身をよく食べたとのこと。
最近ではエゾシカの生食は危険だと言われていますが、昔の猟師たちは鹿の刺身を食べて元気に狩猟していたのです。
そして、猟師の先輩方は今でも皆さん大変健康。

しかし、アラナイさんは今では豚や牛肉を含めて肉食はあまりせず、魚をメインで食べるようにしていると話していました。
鹿肉は友人知人に差し上げているようです。

関連記事:
シカ刺し エゾシカ肉の刺身の味と食感、衛生管理

 

カフェインはとらない

現場まで私が運転するので迎えにいく途中のコンビニでアラナイさん用のコーヒーを買っていきました。
コーヒーをすすめると、カフェインは取らないようにしているとおっしゃっていました。
その代わり、白樺の樹液をペットボトルに入れてもってきていました。
カフェインをとると、眠れなくなるとのこと。
朝、たまに緑茶を飲む程度。

白樺の樹液を持って猟に行くなんて...、完璧です。

白樺の樹液とは春先の白樺に穴をあけて、そこからこぼれる樹液がほのかに甘くミネラル豊富なドリンクになります。
北海道では比較的知られているドリンクです。

 

毎晩の晩酌

お酒は毎晩飲むそうです。
アラナイさんの飲む量はビール一缶と日本酒を1-2合程度。

お酒は飲まないのかと思ったら、毎晩の晩酌はかかせないのですね。

ちなみに、タバコについては話しませんでしたが一度もタバコを吸っていなかったのでタバコは吸わないのでしょう。

 

私は2021年8月から禁酒しています。
月一くらいで飲む機会がある時は飲んでいるので断酒ではありません。
毎晩の晩酌を辞めたのですが、この話を聞いて晩酌復活もありかもと思ってしまいました。

お酒の健康効果および不健康効果については諸説ありますが、アラナイさんにとっては晩酌は心身の健康のためにも欠かせないルーティンなのですね。

関連記事:
禁酒したら体重が3か月で6キロ減った話 禁酒して3か月経過した現状報告とこれから

 

 

以上が私が聞いた90歳近い現役猟師の方の食生活でした。
アラナイさんは見た目も若く60代後半か70代に見えます。
納豆やヨーグルトなどを意識して食べているので【腸活】と【血管年齢】を大切にされているのかなと思いました。

また梅干しエキスも大事なポイントのような気がします。

最近は腸の重要性がクローズアップされています。
私も納豆は毎日食べていますがヨーグルトと梅干しも加えてみようと思いました。

 

猟というのは総合的な体力が要求されます。
獲物を見つける視力と集中力、重い猟銃を持って山野を歩く体力等です。

90歳近くでも現役猟師である先輩が近くにいることは、私にとっても大変有り難い存在です。

 

今回は90歳近い現役猟師の健康維持に関わる食事方法についてお届けしました。

大変なご時世ではありますが、貴方も心身の健康第一でお過ごしください。

したっけぃ

参考サイト:
健康長寿ネット

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

-美容と健康

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