2019-09-22 No.462
ご訪問いただきありがとうございます。
北海道十勝のハンター
モーリーです。
山を歩いていて
小さな流れを見かけると、
ついついザリガニを
探してしまいます。
ザリガニとは
二ホンザリガニのことで、
外来種の
ウチダザリガニや
アメリカザリガニの
ことではありません。
正式和名はザリガニですが、
ここでは二ホンザリガニとします。
私の子供の頃に比べたら
二ホンザリガニは確実に減りました。
環境への配慮のない
河川工事の影響だと思っています。
しかし、
その減少した状況から更に、
ここ3年で、
二ホンザリガニの数が減り
サイズも小さくなったと
感じています。
なぜか…?
その原因を考えてみました。
ザリガニの探し方
上の動画は二ホンザリガニの様子です。
このような細流に生息しています。
私が二ホンザリガニの探す時に
大切にするポイントは三つです。
一つ 水温が13度以下
二つ 小さな流れ
三つ 石が多い
また、
二ホンザリガニの色は土や石と同系色で、
目を凝らす必要もあります。
探し方については
今度改めて紹介します。
数の減少とスモール化について
[2019.9北海道十勝 二ホンザリガニ]
この3年で二ホンザリガニが減ったと
前段で記しました。
しかし、
それは私が体感で減ったと
感じているだけであり、
しっかりした調査を行えば、
結果は違うのかもしれません。
また、北海道十勝限定の話で
他の地域の状況は不明です。
あくまで、
私の体感と十勝限定の話なので
ご了承ください。
また、スモール化とは
大きな個体が少なく
小さな個体が多いことを
ここでは指します。
二ホンザリガニが減った3つの理由
二ホンザリガニが減った理由として、
三つの理由を考えています。
一つ エゾタヌキの増加
二つ アライグマの増加
三つ 人による売買
エゾタヌキとアライグマの増加
一つ目と二つ目の
エゾタヌキやアライグマの増加は
ここ十勝ではこの2-3年の間で
よく聞く話になりました。
昔から十勝にはエゾタヌキは
あまりいませんでした。
しかし、
ここ数年で風向き変わります。
足寄のハンターから
30匹以上駆除したタヌキの画像を
2年前に見せて貰いました。
環境調査する方からも、
十勝ではここ数年で
エゾタヌキが増えたと聞きました。
猟友会の駆除でも、この2年で
アライグマが確実に増えています。
関連記事:
アライグマ駆除最前線レポート ラスカルから始まった外来種問題
そして、
タヌキとアライグマは
二ホンザリガニを食べます。
[2019.9北海道十勝 山奥にあった糞の痕跡 二ホンザリガニが食べられている]
上記の二ホンザリガニを見つけた
場所付近にあった糞の痕跡です。
かなり時間が経っていますが、
二ホンザリガニの殻が見えます。
この糞の痕跡は
エゾタヌキかアライグマの
糞だと思われます。
[2019.9北海道十勝 山奥にあった糞の痕跡からザリガニの殻が見える]
ザリガニが
エゾタヌキやアライグマに
食べられている証拠です。
エゾタヌキは北海道在来種なので
仕方ないと思いますが、
アライグマは質の悪い外来種です。
ザリガニも小さい個体よりも
大きな個体の方が
より見つけやすく
捕まえやすいため
食べられる傾向があるでしょう。
そういう理由から
大きな個体が少なくなっている
のかもしれません。
残念ながら有効な対策はなく、
どうしょうもありません。
人による売買
二ホンザリガニは
売買の対象になっています。
"二ホンザリガニ 販売"で
検索すると10万件以上ヒットします。
見てみると
結構いい値段で
取引されています…。
中には一匹3000円近くの
売買ケースもあります。
楽天市場でも売られており
驚きました。
販売している方は
二ホンザリガニを探すのが上手く
大きな個体を見つけては
売りさばいているのでしょうか。
人による売買も
ザリガニの減少と
大きなサイズの個体の減少の
理由かもしれません。
ここ数年の二ホンザリガニの減少の
一番の原因は人による
売買の結果かもしれません。
しかし、
銃で鹿を殺し、
その肉を食べる私には、
「販売禁止にしろー」などと
言える立場ではありません。
ただ、
現在二ホンザリガニの置かれている
状況を貴方と共有できれば、
ちょっとだけ状況が
好転するかもしれないとも思い
ブログを書きました。
ちなみに、
二ホンザリガニではなく
ウチダザリガニは食用なので、
捕まえて食べてくださいね。
ウチダザリガニ いる場所と捕まえ方 飼育・移動させたら罰金300万~1億円
けっこう美味しいです。
したっけぃ