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ハンター日記

イクラの運命と冬を迎えるカモメ… 冬来たりなば春遠からじ

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2015-11-08

11月8日は立冬です。

ここ北海道十勝では雪の予報です。

 

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カモメの仲間たち

十勝川に集まるカモメの仲間たち。

なぜ彼らは十勝川に集まるのでしょうか。

「5羽のカモメたち。戦隊シリーズのように5羽ならんでいます。凛々しいですね。」

「一羽が飛んで、空から何かを狙っています。」

「ジャブンっ、と川に飛び込みます。」

「川から顔を上げます。潜っている時間は、時間にして10秒程度でしょうか。」

「ん、なにかくわえているように見えます。」

「ズームアップします。ん?あれっ!?」

「更にズームアップします!?あぁ、サケの卵、イクラだ…。」

ちなみに、イクラとはロシア語で『サケの魚卵』を指します。

 

イクラの運命と厳冬期を迎えるカモメ…

イクラを狙い食むカモメはこれから北海道の厳しい冬を超えて、来春の繁殖に備えなくてはなりません。

そんなカモメにとってイクラは貴重な栄養源です。

沢山食べ、脂肪を蓄え、厳冬期の北海道を過ごすのです。

カモメは生きるためにイクラを狙うのです。

 

冬来たりなば春遠からじ

「寒く厳しい冬が来るということは、暖かい春の訪れもそう遠い話ではない」という諺(ことわざ)です。

今日から立冬。

11月、12月、1月、2月、3月と北海道は冬本番を迎えます。

皆さんは、この記事をどこで読んでいるのでしょうか。

仕事帰りの電車の中でしょうか?

暖かいストーブがある部屋の中のパソコンの前でしょうか?

皆さんが、寒い冬を過ごしている時、さらに寒く凍り付いた十勝川の水の下でサケの卵が稚魚になる準備をしていることを、時々思い出してみてください。

冬の間も、皆さんに北海道の厳冬期の様を紹介していきます。

そして、来春、皆さんにサケの稚魚の放流の様子を紹介したいと思います。

したっけぃ

 

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  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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