2016-06-03
フキ butterbur
「北海道十勝6月上旬 フキ。アキタブキとも呼ばれ秋田の方が持ってきたものといわれている」
フキ。
馴染みの食材ではないでしょうか。
フキも春の山菜の一つです。
雪解けのすぐ後に地面から顔を出すフキノトウがフキの花です。
最初に花(フキノトウ)が地面から顔を出し、その後、葉(フキ)が顔をだすという生存戦略をとっている植物です。
「北海道十勝4月上旬 雪の後顔を出したフキの花フキノトウ」
「北海道十勝4月上旬 フキノトウ。この頃のものを天ぷらにしても良い。フキ味噌もうまし」
和食の世界に「春は苦味を盛れ」との言葉があります。
春の山菜であるフキやウドが持つの苦味は、冬の間にたまった老廃物を体から排出する作用があるといわれています。
そんなフキを採ってきました。
今回はフキについてお届けします。
英語では"butterbur"です。
採る時のポイント how to take
「北海道十勝6がつ フキを見上げる虫の視点で撮影」
フキは北は北海道から南は沖縄まで日本全国に分布しています。
北海道ではアキタブキとも呼ばれています。
十勝の北にある足寄町にはラワンブキと呼ばれる3mにもなる巨大なフキ群落もあります。
北海道では道路の脇や川の近くなど至る所に自生しているので見つけるのは簡単です。
そんなフキですが、採る際のポイントがあります。
「青い茎のフキを採る」、です。
茎が赤くなったフキは固かったり、茎の中に虫がいるなどするため食用には向きません。
採るなら青い茎のフキです。
採る時はナイフよりカマがあると便利です。
また、採った後は茎の中に虫がいないか要確認です。
フキを採る時のポイント when you take them
「北海道十勝6月上旬 フキの群落。林縁部にこのような光景が見られる」
・青い茎のフキを選ぶ
・カマを持っていく
・採ったら中に虫がいないか確認する
栄養と効能 the efficiency
「フキ フキの葉の表面を拡大した画像」
フキの山菜としての特徴は苦味と香りです。
苦味には老化やがんを予防する成分(クロロゲン酸)が含まれています。
香りにはセキ止めやタン切り、消化の助けなどの効果があり、漢方でも使われています。
フキに限りませんが、山菜には多様な成分が含まれています。
スーパーで販売されているものは栽培されているものが多く、栽培種は苦味と香りが薄く調理しやくなっています。
山から採ってきた方が、味も成分もしかっりしています。
効果効能 the efficiency
・老化予防
・がん予防
・セキ止め
・タン切り
・消化補助
・活性酸素の発生と酸化を低減
山菜を食べていきなり健康とはなりませんが、色々なものを毎日少しずつ食べ、あなたの体をより健康な体へと整えてください。
仕事にも遊びにも健康な体が第一です。
したっけぃ