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ハンター日記

タランボ 山菜の王様 一番のレシピは天ぷら

更新日:

 

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2016-06-01 No.126

タランボ 山菜の王様 taranoki the king of wild plants

taranbo タランボ「北海道十勝 タランボ・タラノメ 赤く見える棘はまだ柔らかい」

春の山菜のシーズンは終わりを迎えています。
今年はタランボ(タラノキの新芽)を採りに行けませんでした。
タランボは山菜の王様と呼ばれるだけあり人気の山菜です。
あまりに人気がある山菜なので、採り合いになってしまいます。
目を付けていた場所のタランボがすでに採られていた、などという状況はよくあります。

また、折られた枝や2番芽3番芽が摘まれて立ち枯れしたタラノキを見ていると、採るのを控えようかなと思ってしまいます。
そんなことを思っていると、採るタイミングを逃してしまいました…。
しかし、知り合いからいただくことができました。
今回はタランボ、タラノメについてお届けします。

 

 

タランボ・タラノメ sprout of taranoki

taranbo「北海道十勝 タランボ・タラノメ タラノキは棘が鋭く、タランボを採取する時は厚手の軍手が必要」

タランボやタラノメはタラノキの新芽です。
山菜の王様とも呼ばれるように、一番人気の山菜でしょう。
味はクセが少なく、新芽らしい香りをかすかにまとい、アボカドのようにしっかりと肉厚で、天ぷらにすると美味しい。
採れる場所も道路脇などのアクセスしやすい場所に多く見られるような気がします。
身近で美味しい味わいであるがゆえに、山菜の王様なのかもしれません。
食べられる時期は春先の短い期間であることが希少性を生み、より人気に拍車をかけるのでしょう。

 

採取のポイント where they live

タランボ タラノメ「北海道十勝 成長して食べごろを過ぎたタランボの様子 ここまでくると棘が硬く食に適さない」

・山道沿い、林道の道端など人の手の入った跡で比較的明るい場所に生育することが多い
・厚手の皮製軍手があると良い(タラノキにはするどい棘が多数)
・腰位の高さの幼木のタランボは採取しない(若すぎるタラノキからの採取は時折枯死させてしまう)

 

2番芽と3番芽 the second sprout and the third one

タランボ「北海道十勝 生え方が一方に寄っていることから2番芽だと思われるタランボ」

タランボは新芽を採っても2番芽が吹き出てきます。
その2番芽を採っても、さらに3番芽も生じるようです。
この3番芽も採ってしまうと、そのタラノキはだいたい立ち枯れてしまいます。
タランボに限らずですが、山菜採りはほどほどに楽しみたいと思います。

 

 

レシピ tenpura

タランボ タラノメ「北海道十勝 いただいたタランボ」

上記に「ほどほどに楽しみたい」と書いた割にはガッツりいただいてしまいました…。

タランボ タラノメ 天ぷら「北海道十勝 春の山菜料理の決定版 タランボの天ぷら サクッと揚がりました 」

せっかくのなので声を掛けて山菜パーティーを実施しました。
メインは山菜の天ぷらです。
その他、山菜のお好み焼き、山菜パスタなど山菜盛り沢山のパーティーでした。

美味しいタランボを作ってくれた山や川、そして採ってきてくれた方に感謝です。
ご馳走様でした。

したっけぃ

 

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  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

-自然, 食・料理, 植物, 山菜
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