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ハンター日記

春のドライブは三文の徳 ニジマスの災難

更新日:

 

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2017-04-20 No.154

十勝晴れと春のドライブ

十勝晴れ 北海道「2017.4.20 北海道十勝 十勝晴れ」

今日の北海道十勝は十勝晴れ。やや風強し。
そんな気持ちの良い春の日に山菜の生長状況を確認するために、そしてヒグマを探しに、山へドライブに行ってきました。
ギョウジャニンニクやウドはまだまだ先ですが、イラクサやシャクはそろそろ食べごろを迎えます。
先日の雪の影響で新芽の山菜たちが倒れているケースが散見されました。
早く芽を出した山菜たちには災難でした。
山菜の本番は来週からになりそうです。
今回は鹿肉の紹介をしようかと思いましたが、面白いことがあったのでこの記事を紹介します。

ニジマスの災難

ニジマス「2017.4.20 北海道十勝戸蔦別川 見えないですが魚がいる」

山菜とヒグマを探しに山に入ると、とある川のダムの下にバシャバシャと水面がさざ波立っていました。
よくよく見てみると…

ニジマス「水位が低い場所で魚がバシャバシャとのたうち回る…可哀そう…」

本流に戻れるよう、橋の上から応援していました。
ガンバレ、ガンバレと…。

ニジマス「疲れて動きが鈍くなってきた魚君…」

やがて疲れたのか動きが少なくなる。
ふと「あれっ、素手でもとれるんじゃないのかと…」思いまして、いそいそと川へ。(釣り竿も網もない状態)

ニジマス「パクパク…パクパクと…」

近くで確認するとニジマスでした。
背びれにも斑点があるとニジマス、斑点がないとヤマメです。
橋の上で見ていた時は、早く本流に戻れるように応援していましたが…。
ニジマスを目の前にすると、今晩の晩飯に見えてしまい、そっと袋の中へ…。
ご免なさい…、ご馳走様です…。

ニジマス「ニジマス。雪と一緒に持ち帰る」

現場で〆ておけばよかったのですが、生きているまま雪の中に入れて持ち帰りました。
家に帰ると死後硬直で固くなっていました。
こうなると味がやや落ちるといわれています。
どんな風に味が落ちるのか、料理して見ました。

 

ニジマスのソテー

ニジマス 料理「ニジマスのソテー 奥に見える付け合わせは春の山菜のシャク」

ニジマスをさばいてから塩を振り暫し置き、小麦粉をまぶし、バターでじっくり炒めました。
生きたまま持ち帰るか、その場でさばく事が良いのですが、今回は死後硬直後にさばいたので味が心配。
確かに肉質がややサバサバした感じでしっとり感が少なかったですが、美味しくいただけました。

今朝偶然見つけたニジマスが、夕ご飯の食卓に上がっていました。
なんか不思議です。

 

私たち人間は、否、全ての生命は他の生命を食べてその命を存続させます。
そんなことを40億年も続けてきました。
私が獲って食べたニジマスも、貴方が食べた牛肉や豚肉も命です。
私は今夜自分の食べたものを自分で獲りましたが、貴方はデパートやスーパーでお金を使って獲たのでしょうか。
銃や素手を使って獲るか、お金を使って獲るか、私たちは同じハンターなのではないかと思いました。
私の、そして貴方の栄養になったくれた生き物に感謝します。
栄養になった生き物の為にも「今日も一日頑張るぞい」。

したっけぃ

 

 

 

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  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

-狩猟, 自然, 食・料理, 魚貝類
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