2025-10-17 No.1193
どうも北海道十勝のハンターモーリーです。
おかしい…
明らかにおかしい…
これほどクマが積極的にヒトを襲うなんて…
2025年10月16日、岩手県北上市において露天風呂を清掃していた男性が何者かによって襲撃を受け行方不明となりました。
現場の状況からクマによる襲撃事件と見られています。
事件概要を整理します。
事件概要
日時
令和七年(2025年)10月16日午前
警察への通報は11時15分頃。
場所
岩手県北上市和賀町岩崎新田 瀬見温泉
北上市瀬見温泉については知りませんでしたが、この地図を見て、この立地ならばクマがいるのは当たり前だと思いました。
かと言って、クマが人を積極的に襲うということについては未だに(10/17八時事件発生翌朝現在)半信半疑ではあります。
自然豊かでクマに襲われないのであれば、訪れてみたい温泉です。
内容
2025年10月16日午前11時15分頃、北上市和賀町岩崎新田瀬美温泉で、「露天風呂の清掃をしていた60代男性従業員の姿が見えず、血痕のようなものがある」と警察に通報があった。
警察官が駆け付けたところ、洗い場に直径50センチほどの血痕があり、血痕は露天風呂の柵の下にも続いており、引きずられたような跡も残されていた。
男性は、午前10時ごろから風呂の掃除を1人で行っていたということで、警察はクマに襲われた可能性があるとみて、地元の猟友会などとともに捜索を開始。
翌17日9:00頃、温泉から100mほど離れた山林でクマが一頭駆除され、近くには遺体が発見された。
現場は山間部にあり、温泉から西におよそ2キロの山林ではキノコ採りに入った男性がクマに襲われ、10月8日に遺体で見つかっている。
クマとの共生とは?その定義

[2025.9北海道十勝 駆除されたヒグマ]
畑付近に出てきたヒグマは罠にかかったり、銃によって駆除されています。
私は有害鳥獣対策を業務の一環にしていますが、クマたちを絶滅させようとは思いません。
獲るべきクマはヒトの生活に悪さをするクマであり、山の中でひっそりと生活しているクマを無理に山から追い出して狩る必要を感じません。
ヤフコメや関連動画のyoutubeコメントを読むと「クマは絶滅させろ」などと過激な意見も散見されますが、そのような意見で世の空気が満たされないことを希望します。
北海道においてはヒグマはかつて神様の使い(ユーカリ、アイヌ伝承において)であり、今は観光資源であり美味しい食材でもあります。
棲み分けの線引きをしっかりと猟師が行い、その線を超えて来た個体を獲る、それがクマとヒトとの共生のあり方の答えの一つだと思います。
私はヒトの緩やかな繁栄とヒグマの穏やかな繁栄、双方の折り合える点を探しています。
その点がつながり線となり、具体的にはゾーニングとして面となるのだと思います。
このブログを呼んでくれている貴方はクマとヒトの関係のあり方について、共生とはなにか?という問について一拍でも思いをいたしてみて欲しいと思います。
最後に、仕事中に襲われ命を落とした清掃員の方と駆除されたクマに対しご冥福をお祈り申し上げます。
したっけぃ
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参考サイト: