2018-12-11 No.320
どうも、モーリーです。
北海道は真冬に突入し、
9日、十勝大樹町では-22度まで下がりました。
今朝の私の住む町の気温は-18度。
「こんなに寒いと猟に行きたくないな」
などと思っていたら…、
猟友会からお達しが来ました。
狩猟自粛と。
11月20日に北海道恵庭市で発生した
誤射事故を受けての措置です。
事故の概要は以下の記事にまとめています。
恵庭猟師誤射事件 なぜ誤射が起きるのか?事故の経緯と猟の現場
上記事故発生以降、
猟友会から4通の封筒が届きました。
事故概要説明、
狩猟時の安全管理の徹底、
安全狩猟の伝達会議開催案内、
そして、
狩猟自粛措置についてです。
今回は、
北海道猟友会(1967年設立)始まって以来
初めての狩猟自粛について
紹介します。
自粛をメディアから知る
[SONYのラジオ これが一番]
私の家にはテレビはなく、
狩猟自粛のニュースは知り合いから教えて貰いました。
「テレビで狩猟自粛となっているが聞いている?」と。
恵庭での誤射事故以降、
猟友会から安全管理の徹底せよ、
との連絡が来ていました。
しかし、自粛するとの連絡はありませんでしたので、
大袈裟なニュースだと思っていました。
帰宅すると猟友会からの封筒がありました。
狩猟を自粛せよ、との内容でした。
猟友会からの通達
[2018.3北海道釧路 エゾシカ猟の様子 今シーズンは見られないかもしれない]
北海道猟友会会長 天﨑弘氏から、
・年内の狩猟自粛
・年度内の国有林での狩猟自粛
・単独猟の自粛
・安全管理に関する伝達会議の実施
等の通達がありました。
年内の自粛については、
あと3週間ほどなので、
まぁ仕方ありません。
しかし、
年度内(来年の3月頃まで)の国有林での狩猟自粛と
単独猟の自粛措置には驚きました。
エゾシカ猟する時は国有林が多いですし、
単独猟は時間も場所も一人で決められるため動きやすく、
銃と一眼レフカメラを持って単独で山に入ることもありました。
しかし、
今年度(平成30年度)は
北海道内の国有林での猟や単独猟が
規制されるようです。
詳しくは、
12月20日安全管理に関する伝達会議
が開催されるので、
その会議で具体的な内容が分かるでしょう。
初の自粛とこれまでの狩猟死亡事故と事件
今回の北海道猟友会の自粛処置は、
同会設立した1967年以降初の処置です。
これまでも、狩猟事故は全国で起こっています。
過去の狩猟事故発生概要
日本全国での狩猟事故を
ザっとみてましょう。
発生年度:事故数:死亡事故
平成24年:82件:10件
平成25年:88件:8件
平成26年:73件:5件
直近年度の数字はありませんが、
過去の狩猟事故発生数は、
上記の通りです。
毎年、事故が発生していのが分かります。
ちなみに、
上記年度内で一番事故発生が多い都道府県は
三重県です。
乱暴な大阪の人が三重県で悪さしている気がします。
数年前に北海道でも
大阪の人が北海道に狩猟に来て、
猟銃をホテル内で暴発させる事件がありました。
2018年6月千葉県誤射事故
今年の6月14日に千葉県で
猿と人を間違えて撃ってしまい、
死亡した事故がありました。
その際も千葉県の猟友会は
狩猟や駆除を自粛していません。
2011年2月厚真ライフル事件
2011年2月4日には
北海道厚真町で、
林業作業中の作業員(45歳男性)がライフル銃で撃たれ
死亡した事件が発生し、
その犯人は未だに捕まっていません。
ライフルを持ち、
二人組で、
青いRVという特徴的な車に乗っているという、
目撃証言があるにもかかわらず、
未だに犯人を捕まえられないことに驚きます。
蛇足ですが、
この事件の犯人は内地の人間の犯行であると、
地元ハンターたちは考えているようです。
いずれこの事件もここでまとめます。
厚真の事件は
今回の恵庭誤射事故よりも
はるかに悪質であるにもかかわらず、
この時も狩猟の自粛はしていません。
なぜ今回は全道で狩猟を自粛するという
重い決定が下ったのか。
次回へつづきます。
寒い毎日です。
暖かくしてお過ごしください。
したっけぃ