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ハンター日記

狩猟自粛その2 国有林で狩猟禁止 北海道猟友会への3つの質問

更新日:

2018-12-12 No.321

どうも、モーリーです。

今日の北海道十勝は雪。

昼頃から静かにしんしんと降り続けています。

今回は2018年北海道恵庭での誤射事故に伴う、
北海道猟友会の対応について紹介します。

北海道猟友会の専務理事の方に
話を聞きました。

 

前回の記事:
狩猟自粛その1 北海道の猟師5300人自粛中

 

北海道猟友会への3つの質問

枯れたヒマワリに積もる雪[2018.12北海道十勝 庭の枯れたヒマワリに雪が積もる 首を垂れ悲しんでいるように見える]

狩猟自粛の連絡を受けて、
その自粛措置を決定した北海道猟友会へ、
直接電話で経緯を聞いてみました。

北海道猟友会は一般社団法人ですので、
意思決定のプロセスは透明化される必要がありますし、
その内容はある程度公益に則ったものでなくてはなりません。

質問内容は以下。

1.誰が自粛措置を決めたのか?

2.いつ自粛措置が決定したのか?

3.どのようなプロセスを経て自粛措置を決めたのか?

 

誰が自粛措置が決定したのか?

11月20日の北海道恵庭市で発生した誤射事故を受けて、
北海道猟友会は狩猟事故対策委員会を招集し、
恵庭市での事故後の対策を検討しました。

狩猟事故対策委員会とは、
2011年北海道厚真町でのライフル銃による
林業作業員死亡事件を契機に発足した
委員会とのことです。

全道の猟友会の支部長などから構成された
8名による委員会。

私の住む十勝からは
音更町や池田町の猟友会の方が
委員会に所属しています。

その委員会が自粛措置を決定しました。

 

自粛措置を決めるまえに、
全猟友会メンバーへの
パブリックコメント的な
意見聞き取り期間を設けて欲しかったと思います。

私たちがお金を払って運営している
一般社団法人ですから。

会員の意見を聞かずに
自粛措置の決定した経緯には
疑問を感じます。

 

いつ自粛措置を決定したのか?

11/22 同委員会が全猟友会メンバーへ安全管理の徹底するように通達

11/30 同委員会が今年中の狩猟自粛措置を決定
    全北海道猟友会メンバーが参加する安全狩猟徹底における伝達会議開催の決定

事故発生から10日後には決めたようです。

 

どのようなプロセスを経て自粛措置を決めたのか?

同委員会が会議を経て、
農林水産省森林管理局と調整の上、
自粛措置を決定したようです。

 

現在、環境省が農業被害軽減等を目的に
日本中のシカやイノシシの数を
5年で半減させる計画を実施中です。

北海道では5年で23万頭程度のエゾシカを
狩猟でとる計画でした。

その環境省との調整はあったのか確認すると、
環境省とも話はしたが、
国有林入林規制については異論はないとのこと。

環境省から国有林への入林規制について
林野庁に牽制してくれるかと思いましたが、
…無理でした。

 

参考記事:

【鳥獣捕獲事業1】ニホンジカ250万頭と半減へ 環境省が怯える3つの課題

【鳥獣捕獲事業 2】エゾシカ450,000頭 半数を獲って食べるべし

 

長くなりそうなので、今回はこの辺で。

何かと忙しい師走です。

慌てずマイペースでいきましょう。

したっけぃ

 

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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