2021-03-02 No.695
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
先日、エゾシカを目的に
狩猟に興味があるという方を
伴って猟に行ってきました。
狩りの風景と
解体したお肉の画像などを
お届けします。
※死骸や解体の画像は掲載していません。
ブログミッションと対象読者:
このブログは狩猟を軸に北海道の野生生物や自然環境、北海道の食文化や生活・風俗などの情報について情報発信しています。
ブログミッションは野生生物と人の経済活動の自他共栄。両者の折り合えるポイントを見出すこと。
この記事はエゾシカの狩りの風景と鹿肉についてお届けします。
対象読者は都市圏で丁寧に働く女性をターゲットにしています。
狩りの風景
まだまだ雪深い北海道の山野。スノーシューと
山スキーを持って狩猟へ。
この時は山スキーを選択。
山スキーは
ラッセル(雪道を漕ぎ分ける)の
必要がなく、スイスイと雪の上を進めます。
ただし、スキー自体が重く、
方向転換も不自由で、
靴もスキー靴なので
スキーを外すと歩きにくいという
多くのデメリットもあります。
しばらくすすむと
エゾシカの足跡でできる
鹿の道がありました。
エゾシカの気配が濃い。
ここまでくると汗だくです。
ふと眼をあげると
80mほど先の林内に
一頭のオスのエゾシカがいます。
顔を下に向けています。
こちらに気づいていると
思いますがなぜか動かない。
あたりは午後の冬の山の中。
枝が風に揺れる音や
雪が枝から落ちる音しか
聞こえません。
後ろにいる一人に
耳を抑えるよう
静かに声をかけて発砲。
「ドンッ」と一発。
お腹に当たりました。
その場で倒れます。
エゾシカ肉
解体後の処理
モモ肉とあばら骨の一部です。これで10kgほどあります。
ただ、弾がお腹に当たって
あばら骨が一部破損しています。
そういう部分は血が回って
美味しくないと聞きますが、
今回はあえて食べてみようと思います。
関連記事:
エゾシカ肉の部位と内臓 背ロース、モモ肉、スペアリブ、ハツ、レバー、タン他
鹿肉には毛などが
付着してしまいます。
毛は雑菌の塊なので
塩水と流水で汚れを洗い流し
タオルで水分を拭きとってから
冷凍保存します。
試食
一部は軽く試食してみました。塩コショウだけでシンプルな焼肉、
赤ワインと共に。
ほのかな獣臭を感じますが、
まずまず美味しいです。
ごちそうさまでした。
したっけい