2016-04-02 No.89
朝霧の中霜の上:in a morning fog
「2016.3.27 朝霧の向うに防風林がかすかに見える」
先日、朝霧が立ち込める中、狩猟にいってきました。
猟友会が主催する集団での狩猟(駆除)に参加です。
この狩猟が平成27年度最後の狩猟(駆除)となりました。
農家の畑周辺で暮らすカラスやキツネたち:wild-lives in a morning field
「2016.3.27 右下方にキタキツネ」
ハンターの役割の中に「自然と人間の活動範囲の境界で生活する野生動物の駆除」があります。
畑に野生動物が住みついている農家から、キタキツネやカラス類、エゾシカ、ヒグマなどの駆除の依頼が自治体へ出されます。
自治体から地元猟友会に駆除の要請があり出動する形です。
猟友会に所属していると自治体からの依頼による駆除に呼ばれることがあるのです。
畑や酪農が営まれている場所は、野生動物と人間の生産活動の境界、ともいえます。
私たちハンターは、その境界にあまり入ってくるなよと、銃を放ちながら野生動物とコミュニケーションをとっているともいえるかもしれません。
駆除の理由:reasons for the hunting
キタキツネやカラス類、エゾシカ、ヒグマなどは駆除の対象となる動物です。
以下に駆除の理由を記します。
キタキツネ:
・エキノコックス症への住民の不安
・生まれたての仔牛を包む胎膜を食べてしまう
カラス類(ハシブトガラス、ハシボソガラス):
・牛の乳頭を突いて傷付けるなどの被害
・弱った牛の肛門などを突いて怪我をさせる
・生まれたての仔牛を包む胎膜を食べてしまう
エゾシカ:
・牧草、ビート、小麦などの作物を食べてしまう
ヒグマ:
・デントコーンやスイートコーン、トウモロコシ類を食べてしまう
・大型哺乳類がいることの近隣住民の不安
上記などの理由が駆除の理由となっています。
これらの対策を私たちハンターが多少なりとも担っています。
動物について:about lives distinguished
上の方で野生動物の駆除対象として鳥も加えています。
動物とは、哺乳類だけを考えがちですが、鳥や魚、虫も動物です。
集英社国語辞典より引用
「生物の二大区分の一つ。植物でないものの総称。ヒト・獣・鳥・魚・虫など。自力で移動することができ、植物や他の動物を食べて栄養分とする。」
学研現代新国語辞典より引用
「生物の二大区分の一つ。多くは自由に動き回り、感覚の働きがあり、ほかの生物から栄養を得て生きる。人間・けもの・鳥・魚・虫など。」
毎日更新する予定のブログがすっかり更新できなくなってしまいますこと、お詫び申しあげます。
4月になり日本では新年度、新学期になりました。
April is the month when many Japanese enterprises start their new fiscal year.
多くの方の新しい門出に乾杯。
したっけぃ