2019-04-16 No.377
[散弾銃 銃ケースに分解された状態で保管している]
クレー射撃で使う銃ってどんな銃なの?
狩猟でもつかえるの?
オススメはある?
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・散弾銃とは ・クレー射撃には上下二連銃がオススメ ・狩猟用とクレー射撃用の違い |
どうも、モーリーです。
先日射撃大会に参加してきました。
私が使った銃は、
ベレッタ シルバーピジョン スポーティング(BERETTA Silver Pigeon Sporting)
という散弾銃です。
2年ほど前に中古のものを
地元の銃砲店「沖銃砲火薬店」から20万円で購入しました。
この銃はキツネや鳥などの狩猟にも、
クレー射撃でも使用できる汎用性の高い銃です。
クレー射撃や狩猟で使える銃について
記事を届けします。
散弾銃とは
[射撃での銃置き場 色々な銃が見られるが、射撃に頭が一杯で見学する余裕はない]
クレー射撃とは空を飛ぶ皿を銃で撃ち、
点数を競う競技です。
そのクレー射撃で利用する銃は散弾銃です。
散弾なので、以下のようにある程度の範囲の中で弾が散乱します。
[散弾のイメージ図 黒点が散弾の弾]
上画像のように、クレー(皿)が散弾(黒点)に当たると
空中で割れます。
割れ方は粉々になったり、2枚に割れたりと、
弾の当たり方によって変わります。
このようにクレー射撃では散弾銃を使います。
クレー射撃以外にも
カモやキツネなど小型動物の猟の際には散弾銃を用います。
クレー射撃はライフル銃を使わないのか?と思う方もいると思います。
ライフル銃は一発弾ですので。
空を高速で飛ぶクレーを打ち抜くのは無理かなと思います。
しかし、世の中にはとんでもない天才ハンターやスナイパーがいます。
彼らならクレー射撃をライフルでもできるのかもしれません。
フィンランド人の天才スナイパー「シモ・ヘイヘ」。
ソ連(現ロシア)が北方領土を占領する前に
国後島に住んでいた「名人ポンマタギ」。
このような規格外の天才たちならば
ライフル銃であってもクレー射撃に参加できるかもしれません。
クレー射撃には上下二連銃がオススメ
[上下二連銃の銃口]
散弾銃の種類
散弾銃にも色々な種類があります。
写真のように銃口が
上下についている上下二連銃。
左右についている水平二連銃。
銃口が一つの
弾が自動装填される自動銃や
安定した装填が期待できるポンプ銃やボルト式
などがあります。
それぞれ使用に適した状況があります。
クレー射撃なら上下二連銃、
鳥やキツネなど小動物の狩猟には水平二連銃や自動銃、
エゾシカやヒグマなどの大型動物にはポンプ銃やボルト式などです。
なぜ、クレー射撃には上下二連銃が適しているのか?
なぜ、上下二連銃がクレー射撃に適しているのか?
クレー射撃では二発連続で撃つケースもあります。
上下二連銃では、
二発連続で弾を撃つ時も
装填が失敗することはありません。
しかし、自動銃やポンプ式などでは、
時折、弾の自動装填が失敗し、
2発目が撃てないケースもあります。
先日の射撃大会の時も、
私の前のグループの自動銃の方が
自動装填に失敗し
二発目を発射できないケースがありました。
また、自動銃やポンプ式の銃は撃った後に、
横に薬莢が飛び出し、
隣の競技者に当たってしまうケースもあることから、
上下二連銃が使われるケースが多いのです。
水平二連銃でも問題ありませんが、
水平二連銃は構造上耐久性が低く、
欧州の貴族たちが使うようなクラシカルな銃になっています。
上記のような理由からクレー射撃においては、
上下二連銃が人気があります。
狩猟用とクレー射撃用の違い
[散弾銃 ベレッタ シルバーピジョン(BERETTA Silver Pigeon) このように折っていると、弾は絶対に発射されない]
狩猟用とクレー射撃用の銃の違いとはなんなのか?
重さです。
狩猟時は銃を背負って長距離を歩きます。
やはり、軽い銃の方が狩猟には適してます。
クレー射撃の時は射場を歩くだけなので、
重くても問題ありませんので。
ベレッタ シルバーピジョン(BERETTA Silver Pigeon)
私の銃はベレッタ シルバーピジョンスポーティング(BERETTA Silver Pigeon Sporting)です。
この銃は狩猟用としてもクレー射撃用としても使用できる、
汎用性のある銃です。
重さは、3.7kg。
山歩きも問題ない重さです。
また特徴としては、
銃口の大きさを変更できるチョークという、
交換可能な部品があります。
このチョークをクレー射撃の時と狩猟の時に変更できるため、
狩猟用としても、クレー射撃用としても使用できる仕組みになっています。
では、この辺で。
したっけぃ