2021-04-10 No.731
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
先月、隣の日高支庁まで狩りに行くと
断崖絶壁の海岸線に出くわしました。
「よくある海岸線の断崖だなぁ」
くらいに思いましたが、
海岸線を走っていると
霧と海岸線が妙に綺麗だったので撮影。
しかし、そこは【日高耶馬渓】と
呼ばれる大陸プレートの衝突と
波によって削られた崖が作り出す
古の交通の難所だったのです。
日高耶馬渓
日高耶馬渓とはアポイ岳の南にある、冬島地区から幌満地区にかけて
約6km続く断崖絶壁の海岸線です。
高さ100mにもおよぶ切り立った崖は
長い歳月の波の力によって
削られてできた海岸食という地形です。
関連記事:
アポイ岳の各ポイントや盗掘問題、アポイ岳ファンクラブ、2021年の高山植物の見頃など
アポイ岳からみた日高の海岸線です。
突き出た岩場は【エンムル岬】。
エンムル岬の周りには
平らな岩場が広がっています。
潮が引くと岩場が海面の上に顔を出し
潮干狩りに行くと多くの海の生物たちと
出会える場所になります。
参考サイト:
北海道ひだか観光ナビ エンムル岬
北海道開拓時代以前は
陸路といえば海岸を
歩くしかありませんでした。
ここの断崖は太平洋岸の中でも
最大の交通難所の一つでした。
旅人や商人たちは
波が引いた束の間に海岸を駆け抜けたり
崖をよじ登ったりして
命がけの旅をしていたようです。
今なら風光明媚なドライブコースです。
ご先祖様たちは大変な苦労を重ね
この北海道を開拓してきたのだと
しみじみと感じるルートでした。
貴方もたまには北海道まで
ドライブをしに来てください。
したっけぃ