2021-06-04 No.759
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
毎年6月上旬頃にわらびを採りに行っています。
わらびってどんな山菜なの?
どんなところに生えているの?
あく抜きはどうするの?
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・わらびとは ・わらびの探し方 ・わらびの下処理 |
わらびとは
ワラビ(Pteridium aquilinum)多年草のシダ植物で、
高さは1m近くにまでなります。
春先に根茎から小さなこぶしのような
新芽を複数だします。
北海道では5月下旬から地面から
ニュッっとでてきます。
山菜として広く知られ
ほのかなぬめりと
さっぱりとした風味
シャクっっとした食感が
美味しさの要素だと思います。
わらびの探し方 枯葉を探そう
わらびを探す時は日当たりの良い草地や谷地、原野などを探します。
上記の画像は畑の道路脇ですが
このような場所にも多く生育しています。
わらびが生えだす5月下旬は
すでに他の植物が生育を始めており
草地のなかでワラビだけをさがすのは
慣れないと難しいものです。
そこで、ウドと同じように
前年度のわらびの枯葉を探しましょう。
上記の画像がわらびの枯葉です。
その枯葉がある場所にわらびはあります。
関連記事:
定番の春の山菜ウドを採りにいってきた ウドを探すポイントは枯れ茎
わらびの採集方法 折れる部分から折り採る
ちょっと見えにくいと思いますがわらびの枯葉の近くに生えるわらびの群落です。
この画像の中にも10本ほどのわらびが見えます。
やや葉の開いていないものか
開きかけの若い茎を
手で折りやすい部分から折り採集します。
何か所か回って採集したわらびです。
採る時間は1時間もかかりませんが
移動に時間がかかります。
なんだかんだで半日はかかります。
わらびの下処理 毒を抜くあく抜き方法
わらびにはビタミンB1を破壊する酵素や
発がん性物質(プタキロサイド)を
含む毒性があります。
あく抜きをすることで
その毒はほぼ除去されます。
完全には除去されませんが
食用には問題ありません。
あく抜きは色々な方法があるようですが
わらびが入るサイズの桶と
スーパーで買える重曹があれば
一晩でできます。
わらびのあく抜き方法
1.桶に水洗いしたわらびを入れます
2.お湯をたっぷり沸かします
3.お湯が沸いたらわらびが水に完全に浸るまで桶にお湯を入れます
4.重曹(お湯2Lに対し小さじ1杯程度)を入れます
5.一晩放置して、翌朝あく抜き完了です
重曹を入れすぎたり水に入れすぎると
わらびがクタクタになって
シャクシャクした食感が失われるので
注意が必要です。
詳細は以下のサイトをご覧ください。
参考サイト:
cookpad 農家さん直伝!わらびのあく抜き法・保存法
関連記事:
ワラビ 下処理の方法やレシピ
あく抜きが終わったら
ダシにつけたり
漬物の材料にしたりと
色々と使えます。以上
わらびは
昔から親しまれている山菜であり
飢饉の際は農民たちを飢えから救った
山菜であるとした記録も残されています。
私たちがこうして生きているのは
ひょっとしたらわらびがご先祖様を
救ってくれたかもしれません。
わらびをみたら感謝したいと思います。
まぁ、食べるんですけど。
したっけぃ
山菜採りの時はこのようなレジャーシートがあるとちょっと横になったり座りながら採った山菜を分類できたりと色々便利です。