2021-06-03 No.758
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
毎年5月下旬から6月上旬にかけてウドを採りに行っています。
ウドってどんな山菜なの?
どんなところに生えているの?
そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・ウドとは ・ウドの探し方 ・ウドの下処理 |
ウドとは
ウド(Aralia cordat)
ウドはウコギ科タラノキ属の多年草です。
若い葉や茎はほのかな苦みのある香り高い人気の山菜です。
仲間には山菜の王様とも呼ばれるタラの芽(タラノキ)がいます。
つまり、ウドは草本なのに木本であるウコギ科の仲間なんです。
秋になったら枯れてなくなってしまう草ですが、木本を多く含むウコギ科に分類されています。
実は「草」と「木」の違いはよく分かっておりません。
植物分類上は草も木もあまり本質的な違いはないと言われています。
「ウドの大木」という言葉がありますが、木として認識されている表現です。
竹・ヤシの木・サボテンは草なのか木なのか?
そして、ウドは草なのか木なのか...。
とりあえず探して食べてみましょう。
ウドの探し方
ウドのある場所 山川山林
ウドは日本全国にあるようです。
内地の状況はいざ知らず、
北海道では道路のふちの斜面や
林のふち、土が崩れている崖地や
川の近くの林(川から10m以上の
距離かなと)など色々な場所で生育しています。
探しやすい山菜といえます。
十勝だったら山に近い防風林や
低山地の河畔林を歩けば見つかると思います。
ウドの探し方 枯れ茎を探そう
春先の出始めのウドを探すのは難しいものです。そんな時は昨年のウドの痕跡を探します。
上記画像はウドの枯れ茎です。
このようにクックッと曲がった中空の枯れ茎がウドの茎です。
ウドがありそうな場所ではこの枯れ茎を探しましょう。
その茎の根元を探せばウドはあります。
ウドは多年草なので地中に
固く大きな根を這わせています。
地中の根に傷をつけず、
白い茎の根元の部分から切断しましょう。
この白い部分が美味しい箇所です。
ウドの見分け方 毛がふさふさ
ウドの茎は太く、短い毛が沢山ついています。オオハナウドにやや似ていますが、
オオハナウドは茎の中が中空なので
すぐに分かります。
また、オオハナウドの若葉も山菜として
利用されており毒性はありませんので
間違って採取しても問題ありません。
以下にウドの茎や葉の画像を紹介します。
ウドの茎には短く白い毛が多数ついています。この毛がウドを見分ける一番のポイントかと思います。
ウドの若葉です。
葉も味噌汁の具や天ぷら、
つゆに漬けおきにしても利用方法が多いです。
ウドの下処理 酢水に浸そう
採ってきたウドです。近所の方々やお世話になっている方へ
おすそ分けの分もあります。
このウドを洗い下処理をします。
また、天ぷらにする時や葉は下処理はしていません。
ウドの下処理
ウドの茎部分はそのまま食べると
苦みとえぐみやややあります。
下処理すると生サラダでもいけます。
下処理はボールに入る程度の大きさにカットして酢水に漬けます。酢水:
水:500cc
酢:大さじ1
漬ける時間は10-20分程度。
この下処理をするとこのまま生食でいただけます。
スライスして味噌マヨで和えてもよし。
定番の酢味噌和えでもよし。
漬物にしてもよしです。
参考サイト:
cookpad 山うどの下処理方法
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貴方と一緒にウドを探しにいけるといいなと思います。
したっけぃ