2021-06-08 No.760
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
先日(2021.6.4)日本全国大雨だったようです。
ここ北海道十勝でも風と雨が強い日でした。
6月上旬はスズメの子育ての時期です。
そんな時期に大風と大雨では
スズメたちはエサとなる虫を
捕まえることが非常に困難になります。
野鳥は一日エサを食べないと
簡単に餓死してしまいます。
ですので大雨や大風の時は
虫を上げる事はできませんが
せめて古米を上げるようにしています。
春の嵐
2021年6月4日は日本全国的に大雨と風に見舞われました。
上記画像は家の中から外にいる
スズメを撮影したものですが、
窓に雨が打ち付けてぼやけています。
かなり強い雨が打ち付けています。
国土交通省気象庁ウェブサイト
当時の天気図を見てみると
日本が高気圧と低気圧に挟まれ
日本列島上に気圧の壁が現れたようです。
ここ十勝でも大風と大雨で
植えたばかりの豆も根元から
折れてしまう苗もありました。
一日食べないと餓死する野鳥たち
スズメやシジュウカラなどの体の小さな野鳥は簡単に
餓死すると言われています。
その根拠となる文献を探してみましたが
見当たりませんでした。
ヤフー知恵袋ですが
シジュウカラを観察している方が
以下の事例を紹介しています。
・5:05に親鳥がエサを運ぶ
・それ以降エサを運んでいない
・17:00に巣箱を確認するとヒナが5羽とも死んでいた
このコメントによるとヒナには12時間程度
エサを上げないと餓死するようです。
インコなども一日エサを与えないと
餓死してしまう事例もあるようです。
スズメもそのヒナも同じような
傾向にあると考えられます。
ですので、
私は餓死が増える冬期間や
大雨が続く日などは野鳥たちへ
エサを上げています。
関連記事:
スズメにお米 野生動物にエサを与えるということ その2
バードテーブル(鳥の餌台)も
設置していますが最近はあげていません。
関連記事:
バードテーブルに野鳥が来ない理由を3つ考えてみた 対策と検証実験
野鳥にエサを与える行為の是非については
色々な議論があります。
60年ほど前に中華人民共和国で
スズメを徹底的に駆除したために
害虫が増え収量が激減し、
2000万人とも6000万人ともいわれる
人民が餓死しました。
これは大躍進政策と言われる
体制反対派の大量粛清や大量処刑など
中国共産党が誤った政策を
推し進めた事が主な原因で、
スズメの駆除は要因の一つにすぎません。
しかし、この事例は
食料自給率1200%を越える十勝にあって
スズメの存在が重要であることを示唆しています。
参考サイト:
日本野鳥の会 京都支部 スズメ
農業が基幹産業である北海道にあって
スズメたちは守り神と言えるかもしれません。
しったけぃ