2019-08-16 No.423
ご訪問いただきありがとうございます。
北海道十勝のハンター
モーリーと申します。
歩いていると
オニグルミの実がなっていました。
オニグルミはヒグマやリス、ネズミたちの
大切な栄養です。
北海道の冬は厳しい。
その冬を迎える前に
動物たちに栄養を与えるのが
オニグルミです。
そんなオニグルミについて。
オニグルミ
[2019.8北海道十勝 オニグルミの実 一房に10個ほどの実がなる]
和名:オニグルミ/鬼胡桃
学名:Juglans mandshurica
科名:クルミ科
分布:日本、サハリン
生育:川の近くなど、やや湿った場所に生える
花季:5-6月
高さ:20mほど
果実:10月に成熟
オニグルミの実
[2019.8北海道十勝 オニグルミの実]
これがオニグルミの実。
ひとつの房に
10個ほどの実がついています。
持ってみると
ずっしりと重さを感じます。
よく見ると、
表面にうっすらと短い毛があります。
中を見てみましょう。
[2019.8北海道十勝 地面に落ちたオニグルミの実を時間経過で並べる]
上記画像がオニグルミが
地面に落ちた後の
変化の様子です。
地面に落ちたオニグルミは徐々に腐食し、
中の硬い種の部分が現れます。
[2019.8北海道十勝 腐食したオニグルミの実を剥いでいくと種がある]
[2019.8北海道十勝 森に落ちているオニグルミの種]
オニグルミの種が森には
沢山落ちています。
これが森の住民たちの
ヒグマやリスやネズミの
栄養になります。
食べあと
森を歩いていると
色々な動物がオニグルミを
食べたあとを発見します。
ヒグマの糞
[北海道知床 ヒグマの糞の中にオニグルミの殻(黄色丸内)がみえる]
ヒグマはバリバリとそのまま
食べるようです。
時折ヒグマの糞の中から
オニグルミの種がでてきます。
ちょっと見にくいですが、
この糞の中の左上の方の黄色い丸の中に
オニグルミの殻が見えます。
ネズミの食べあと
[北海道十勝 ネズミによるオニグルミの食痕]
ネズミの食べあとは
穴を開けるスタイルです。
特徴的です。
エゾリスの食べあと
[北海道十勝 エゾリスによるオニグルミの食痕]
エゾリスの食べあとはパッカリと
割れた状態で残されています。
こんな感じでオニグルミは多くの動物たちの
大切な栄養源になっています。
森の中のオニグルミが増えていくと
いいですね。
したっけぃ