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ハンター日記

厳しい冬を迎える北海道 冬支度のエゾリスたちと餌を与える住民たち

更新日:

2018-11-27 No.317

どうも、モーリーです。

散歩コースにカラマツ林があります。

そのカラマツ林に、
3-4匹のエゾリスが生息しています。

北海道の厳しい冬はもう目の前。

冬支度をしているエゾリスたちを紹介します。

 

エゾリス

エゾリス[2018.11北海道十勝 カラマツ林のエゾリス なにかを食べている]

散歩コースのカラマツ林に入ると、
いつも3匹ほどのエゾリスがいます。

地面に降りて餌を探していたり、
木の枝に登って、
枝から枝を飛び、枝を走り回る姿を見て
その運動能力にいつも感心します。

 

エゾリスへのエサやり

エゾリス餌台[2018.11北海道十勝 エゾリスの餌台]

近所の方もエゾリスたちを好きらしく、
餌台を設置し、松ぼっくりを
まとめ置きしています。

エゾリスたちも
冬支度のためにせっせと
餌を食べ、体に脂肪を蓄えようとします。

 

野生生物に餌を与えることについては、
議論があります。

餌付け問題の論点を簡単に列挙すると、

・自然な個体数調節の機能崩壊

・人に慣れによる、人家侵入や残飯あさりなどの誘発

・餌付けによる野生生物社会の変容誘発

などでしょうか。

 

毛づくろいするエゾリス[2018.11北海道十勝 しきりに毛づくろいするエゾリス]

しかし、元々は私たちヒトが野生生物の住処も餌場も
奪い、壊した後の環境が今の環境です。

すでにヒトの社会が
野生生物たちの社会に
甚大な影響を与えています。

その上で「餌もやるな」では、
野生生物もたまったものではありません。

貴方はどう感じますか?

内地と北海道では、
人口も広さも違いますので、
同じ答えにはならないと思います。

正解はありませんが、
野生生物たちと人の
自他共栄の実現を
貴方と一緒に考えてゆければ幸いです。

 

したっけぃ

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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