2018-02-09 No.231
どうも、モーリーです。
今朝、外を歩くと、気温は-17℃でしたが微かな春の気配を感じられました。
日中は気温も1℃まであがり、太陽の光を受け温かくなる屋根から雪解けの水が滴り落ちます。
あと何度雪が降ったら、春が来るのだろう。
今回は先日とったエゾシカのタンの処理方法と味と食感を紹介します。
最高の食材です。
エゾシカのタン
[2018.2.9エゾシカのタン とってから10日ほど熟成させていた 表面が乾いている]
エゾシカのタンです。
猟師だけが食べられる食材といえるかもしれません。
私が一番好きな部位でもあります。
他の猟師はあまり積極的に取りません。
もったいないといつも思います。
シカタンの処理方法
①根元を除去する
[ジビエ エゾシカのタン 根元の肉部分をとる]
解体時にシカタンを取り出す時に、根元の部分も一緒に取れます。
その根元の部分を除去します。
舌を触ると表面はザラザラしている。
②熱湯(100℃)で30秒ほど茹でる。
[ジビエ エゾシカのタン 熱湯で30秒ほどゆでる]
舌の表面のザラザラを獲るために、ザっと茹でます。
③水に浸し粗熱をとる
[ジビエ エゾシカのタン 熱湯で30秒ほどゆでたあとに水に浸し粗熱をとる]
[ジビエ エゾシカのタン 熱湯で表面を茹でたタンの断面]
④表面を取り除く
[ジビエ エゾシカのタン タンの表面を取り除いている過程の様子]
⑤処理完了
[ジビエ エゾシカのタン 処理が完了したエゾシカのタン 指で押すとズッと沈むほどに柔らかく、かつ弾力もある]
表面のザラザラを取り除き、処理は終了。
触るととても柔らかく、弾力も感じる。
シカタンの味と食感
[ジビエ エゾシカのタン 肉厚にスライスしたエゾシカのタン]
シカタンは至高の食材です。
クセがなくシンプルな肉の風味、そして舌の両脇まで広がる旨味。
柔らかさと、確かな弾力。
[ジビエ エゾシカのタン 塩コショウでシンプルにいただく]
シカタンは一頭に一つだけの食材です。
貴重な食材といえます。
本当にご馳走さまでした。
したっけぃ