2018-02-06 No.230
どうも、モーリーです。
北海道十勝はここ数日断続的に雪が降っています。
雪が降ると気温は下がりにくいので、普段より暖かく感じます。
それでも、最高気温は-5℃ですが。
今回は猟師たちの間で一番人気の部位『エゾシカの背ロース』を、お刺身で食べました。
シカ刺しについて紹介します。
エゾシカの背ロース
[ジビエ エゾシカの背ロース]
先週とってきたエゾシカ肉も良い感じに熟成してきました。
そんな頃合いを見計らって、エゾシカの背ロースをお刺身でいただきました。
低カロリーで高タンパク、鉄分とミネラル豊富とヘルシーのかたまりジビエ
[ジビエ エゾシカの背ロースのお刺身 白髪ねぎで添えて]
エゾシカの背ロースをスライスした様子です。
脂肪が少なく、野性味溢れる瑞々しさであふれています。
味と食感
[ジビエ エゾシカ刺し 今年のエゾシカは太っている 例年よりも雪が少ないためエサを探すのが容易だからである]
良い状態のシカ肉は臭みもクセもなく、瑞々しく、しっとりとして、舌の上をなめらかに滑ります。
食感は、確かな歯ごたえがありつつ、噛み切ることも容易で、歯ごたえと柔らかさが混在したお肉です。
少し前まで十勝の山野を駆け回っていエゾシカを、思い浮かべられる食材です。
上記のお肉にはわずかですが、脂肪が見えます。
今年は雪が少なくシカたちはエサ(ササなど)を探すのが容易なため沢山食べられます。
よって肉に脂肪がのっています。
例年ですと、この時期の肉は脂肪がなく赤身だけなのですが、
今年は、わずかに脂肪ものったお肉にありつけます。
(降雪に関する参考記事:冬の山 空のオジロワシ キツツキの穴 そしてエゾシカはいない)
和牛のおいしさと対をなす美味しさ
地元に和牛のコンテストで全国ベスト10に入る牛を飼育している方がいます。
時折その和牛をご馳走になります。
肉は本当に柔らかく、脂肪は舌の上で蕩けます。
同じ肉でも、シカ肉と全然違うなと思います。
北海道の山野を駆けるエゾシカと、
人が丹精込めて育む和牛、
美味しさに違いはあれど、
両者ともに本当に美味しい。
厚生労働省の野生鳥獣調査
[ジビエ エゾシカの背ロースのお刺身 白髪ねぎをクルっと巻いて醤油でいただきました]
ジビエはいい事ばかりではありません。
厚労省から以下の注意喚起がされています。
・ジビエはよく加熱して食べること
・生または加熱不十分な野生のシカ肉やイノシシ肉を食べると、E型肝炎ウイルス、腸管出血性大腸菌または寄生虫による食中毒のリスクがある
・ジビエは中心部まで火が通るようしっかり加熱すること
私は本当に美味しいものを食べるためにハンターになりました。
よって、エゾシカを生食でも食べます。
ですが、貴方が食べるときはしっかりと火を通して欲しいと思います。
福井県では記録的な大雪に見舞われているとニュースを聞きました。
貴方は大丈夫ですか。
無理はしないで、自身の安全第一でお過ごし下さい。
したっけぃ