2025-07-12 No.1172
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
北海道福島町(函館の近く)において北海道新聞の配達員(男性50代)がヒグマに襲われる事件が発生しました。
先日、岩手県でツキノワグマが家の中に侵入し女性を襲撃する事件があったばかりですが、北海道でも類似する事件が発生しました。
事件概要を整理します。
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事件概要
日時
2025年7月12日 2:30頃
場所
北海道福島町三岳住宅街
内容
2025年7月12日2:49、北海道福島町三岳に住む男性から「新聞配達員がクマに襲われ、引きずられていった」と警察に通報があった。
同日4:41、警察と消防、猟師が捜索したところ草藪の中で倒れている新聞配達員(男性50代)を発見し、その場で死亡が確認された。
現場を目撃した男性談(新聞配達員とは挨拶を交わす間柄)
「新聞配達の人が来て、『ああ、来たんだな』と思っていた。そして、砂利の音がして、新聞を入れる音がして、まもなくしたら、叫ぶ声が聞こえて、どうしたんだろうと思った」
「玄関のドアを開けたら、目の前でクマが人間の上に覆いかぶさるような状態が見えて、すぐに声を出して追い払おうとしたが、逃げようともしない。配達員は『助けて!』と叫ぶ。男性は警察に連絡して、それが時間的にどれくらいかわからないが、そのうちにクマが新聞配達員を引きずって、藪の方向に逃げていった」と話す。
死亡した新聞配達員が見つかった現場は、グループホーム近くの草藪で、歩いて5分ほどの距離には小学校もある。
役場は付近住民へ防災無線などを使って注意を呼びかけている。
新聞配達員が勤めていた新聞販売所によると、同配達員は2~3日前にもクマと遭遇したと話していたということで、「整理が付かずパニック状態。とにかく残念でならない」とコメントした。
福島町では2021年7月と2023年10月にも、住民や登山客がヒグマに襲われ死亡する事件が発生している。
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ヒグマ警報、発出

[2025.7北海道十勝 先日捕獲したヒグマ 暑い日だったので川に入れて肉を冷やしている様子]
実際は3歳オスを捕獲後に肉を川に浸けて冷ましている様子です。
この後、4人がかりで解体し、解体された肉は各自冷凍庫に入れてあります。
一緒に解体したのは、20代女性2名と男性1名、そして私ことモーリー。
頼もしい仲間たちです。
ハンターのなり手が減少していると言われていますが、北海道十勝では心配ないようです。
ヒグマ警報
北海道では同事件を受けて北海道福島町全域に「ヒグマ警報」は発出しました。
この制度は2022年5月に制度が制定され、今回が初の発出となります。
2025年7月12日から8月11日までの一か月間発出される予定です。
北海道によると、ヒグマ警報は市街地付近でヒグマによる人身被害が発生した際に発出し、3段階で最も警戒が必要なレベルとのこと。
ホームページや看板で地元住民に注意を促すし、駆除の状況によっては発出期間の変更もあるようです。
北海道ヒグマ対策室は「クマの活動が活発になる時期。生ゴミの置きっ放しや夜間の外出に気をつけてほしい」と呼びかけています。
実際にこの【ヒグマ警報】がでることで、なにが変わるのでしょうか。
緊急出動の際の役場からの予算が増額されるとか、そんな感じなのでしょうか。
参考サイト:
また、北海道新聞社が今後の新聞配達員たちの安全をどのように確保していくのか、被害者男性家族への補償をどうするのかなど気にしていきたいと思います。
したっけぃ