2017-07-11 No.200
どうも、モーリーです。
先日、とある川で二ホンザリガニと出会いました。
二ホンザリガニは、環境省では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
絶滅危惧Ⅱ類とは「絶滅の危険が増大している生物」ということです。
ちなみに絶滅危惧Ⅰ類だと「絶滅の危機に瀕している生物」ということです。
有名な絶滅危惧Ⅰ類だと「ラッコ」や「ジュゴン」などがいます。
二ホンザリガニは日本固有種です。
日本固有種とは日本にのみ生息しているザリガニということ。
本州ではザリガニというとアメリカザリガニを指す場合が多いようですが、それは外来生物です。
二ホンザリガニのことを昔は単に「ザリガニ」と呼んでいましたが、近年(ここ100年位)アメリカザリガニやウチダザリガニが現れたので、区別するために現在では二ホンザリガニと呼称しています。
日本に元からいるザリガニは二ホンザリガニで、もともと北日本にのみ生息していました。
そんな二ホンザリガニを紹介します。
二ホンザリガニ
ザリガニのいる場所
[2017.6.30北海道十勝 二ホンザリガニのいる河川の様子]
二ホンザリガニを探してみました。
目的は撮影です。ザリガニのナイスな写真を持っていなかったので。
ザリガニがいる川にカメラを潜らせました。
ザリガニがいる場所のポイント
・北海道と北東北
・水温が低い(15℃程度で)
・湧水がある(わき水のこと)
・水底に泥や石がある
・山あいのチョロチョロした水路
・案外、畑の脇の水路にもいる
・本流(がっつり流れている川)にはいない
上記画像がザリガニのいる川ですが、河床の様子が見えます。
石と砂、水草が生えています。
それに加えて、土や泥の環境をザリガニは好みます。
石の下に潜んでいるので、石をめくるとザリニガが驚いて動きだします(だいたい上流に逃げます)。
また、土壁に穴を掘って住んでいることもあります。
こういう環境にザリガニはいます。
二ホンザリガニの画像
[北海道十勝 未確認生物X(まあタイトルからなにか分かるけど…)]
ササッ!
ん!?
なにか動きました!
なんだ?
[北海道十勝 未確認生物Xの足のようなものが…]
足のようなものが移りました…。
まさか、まさかやつなのか!?
[北海道十勝 二ホンザリガニ]
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
二ホンザリガニです。
本日のミッション終了です。
二ホンザリガニの減少
[北海道十勝 二ホンザリガニ 素揚げにて食べると美味しいらしい]
目的の二ホンザリガニを撮影できました。
本当はもっと沢山見られるかと思いましたが、この日は2時間ほど探して1匹のみ…。
二ホンザリガニの数がここ十勝でも減っている気がしています…。
本当は沢山とれたら、1匹くらい持ち帰って食べてみようと思いましたが、一匹しか捕まえられなかったので食べるのは諦めて放流しました。
前の職場(環境調査のお仕事)の先輩の話では、素揚げが美味しいとの話を聞いていたのですが。
私が子供の頃は、山間の小さな湧水にザリガニは沢山いました。
どこかの川でザリガニを50匹ほど捕まえて、家に持ち帰り全滅させてしまったこともあります。(ごめんなさい)
この30年で、二ホンザリガニが激減しているのだと、実感しています。
二ホンザリガニ保全のために微力ながら活動(ウチダザリガニを食べたり)したいと思います。
特に、十勝にはザリガニ仙人のKミラー先生がいるので一安心。
今後も、北海道十勝におけるザリガニの様子は当ブログで報告差し上げます。
したっけぃ