2015-10-28
十勝川のタンチョウ
先日、十勝川にサケの遡上を見に行くとタンチョウがいました。
その姿を見せつけるように、目の前を飛んで行きました。
増えるタンチョウたちと農家の軋轢
昨今、釧路管内で飽和したタンチョウが新たな生息環境を求めて、十勝に飛来し、繁殖もしています。
学名は"Grus japonensis"で、日本の名前を冠する大きく美しい鳥です。
縁起も良い鳥とされています。
そのようなタンチョウが十勝で増えていることは嬉しいことです。
しかし、良い事ばかりではありません。
タンチョウは農地を荒らし、家畜飼料の盗食や糞害を起こすとの報告もあります。
ですが、十勝の度量の広い農家の方々はそのようなタンチョウたちを暖かく見守っていてくれています。
これまでのタンチョウ
明治期に絶滅したと考えられいたタンチョウですが、1924年に北海道東部の釧路湿原で十数羽が再発見されました。
その後、トウモロコシによる給餌方法が確立し、生息数を回復してきました。
平成23年度の北海道の調査では、1143羽が確認されています。
今はもっと増えているでしょう。
これからのタンチョウ
今後は、十勝を超えて札幌や函館、そして青森へとその生息場所を拡大していってほしいと思います。
「つるの恩返し」という物語があるということは、かつては本州にもタンチョウがいたことを示唆しています。
タンチョウが日本の至ることに生息できるようになると素敵ですね。
私たちに恩返ししてくれるかもしれませんよw
したっけぃ
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