2017-07-10 No.199
ウチダザリガニを食べる
[2017.7.1北海道十勝 捕まえたウチダザリガニ 水で泥抜きの様子]
どうもモーリーです。
前回獲ったウチダザリガニを今回は食べてみようと思います。
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ウチダザリガニの味を紹介です。
食用として移入したザリガニだけあって、美味しいです。
ただ、食材としては課題もあります。
生きている状態で移動できないので、下処理を現地で実施しなくてはなりません。
また、食べられる部分が少ない所が課題です。
今回はどのように処理し、食べるのか紹介します。
下処理
上記の画像にあるように、捕まえたザリガニを水で洗います。
最初は川の水でザブザブと洗い、次に水道水で泥抜きをします。
泥抜きをしている間に、ガスで鍋にお湯を沸かしておきます。
[北海道十勝 ウチダザリガニを茹でる 上のザリガニがいれて10秒ほど 下のザリガニが入れた直後]
沸騰した水に塩を濃い目に入れて茹でます。
上記画像は茹でた後の色の変化が確認できる画像です。
上のザリガニがお湯に入れて10秒後のザリガニです。
下のザリガニがお湯に入れて直後のザリガニです。
お湯にいれてすぐに真っ赤になります。
[ウチダザリガニ 茹であげたウチダザリガニ]
ウチダザリガニの味
[ウチダザリガニ 約8分ほど茹でたウチダザリガニ]
茹でると真っ赤になります。
茹で時間は寄生虫の心配もあるため、長めの8分にしています。
[ウチダザリガニ 生きている時の様子]
生きている時の殻の色の差が凄いですね。
[[ウチダザリガニ 頭の殻の中の様子]
[ウチダザリガニ カニ味噌?の様子 味はカニ味噌に似て美味しいが、量が少ない…]
[ウチダザリガニ 食べられる身の部分は少ない]
上記画像は尻尾の部分の中身です。
見てわかるように、ザリガニの大きさの割に食べられる部分は少ない。
沢山食べる時は、沢山の殻を割らねばならず重労働。
ウチダザリガニを食べる際の課題ですね。
[ウチダザリガニ ハサミの部分の中身 ここもプリプリしており美味]
味は美味しいですが、食べる際に殻を剥く作業が面倒です。
しかし、夜に殻を剥きつつ焼酎を飲むのも乙なものです。
アメリケーヌ・ソースパスタ
ウチダザリガニをエビの代わりにしてアメリケーヌ・ソースを作りました。
アメリケーヌ・ソースとは、オマールエビの殻と香味野菜を炒めて、エビミソと生クリームで調整するソースです。
今回は、オマールエビの代わりにウチダザリガニを使用しています。
[ウチダザリガニ 茹で上げたウチダザリガニ]
大きいのは、茹で上げてそのまま食べますので、アメリケーヌ・ソースの材料にするには小ぶりなザリガニを選びます。
[ウチダザリガニのアメリケーヌ・ソース フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れ、その後ウチダザリガニを投入]
フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れます。
ニンニクの香がオリーブオイルについたら、茹でたウチダザリガニを投入。
しっかりと火を通すように炒めます。
[ウチダザリガニのアメリケーヌ・ソース 炒めたウチダザリガニにトマトソースを投入]
ここでザリガニの殻を押しつぶすようにして、ザリガニエキスをトマトとマッチさせます。
コンソメや塩を入れて味を調えてゆきます。
[ウチダザリガニのアメリケーヌ・ソース トマトソースにウチダザリガニの味がしっかりと染み込んでいく]
[ウチダザリガニのアメリケーヌ・ソース ザルでこします]
ザルでこしてアメリケーヌ・ソースの完成。
殻は畑の栄養にします。
[ウチダザリガニのアメリケーヌ・ソース 原料はホールトマトとウチダザリガニ、コンソメと塩]
[ウチダザリガニのアメリケーヌ・ソース パスタの茹で汁とコショウで味を整えていただきました ご馳走様です]
今回は特定外来生物として、環境省が駆除の対象としているウチダザリガニを食べてみました。
私たちが口に入れるほとんどの食材はスーパーやデパートから買っています。
しかし、ここ十勝では私の回りには、色々な食材が溢れています。
そこらに生えている、アカザやシロザという植物もホウレンソウを超える栄養を含んだ植物です。
水辺に行くと自生している、クレソンもしかりです。
「食べる物はスーパーで買う。」
そんな「当たり前」と「常識」から距離を置き、曇りなき眼であなたの回りを見渡してみてください。
色々な食材が貴方の目の前に溢れていることに気づくかもしれません。
もし気づいてしまったら、もう貴方は私ことモーリーの仲間です ( ̄▽ ̄)ニヤリ
次回はみんな大好き二ホンザリガニについて紹介します。
したっけぃ