2017-07-13 No.202
樹上のヘビ
[2017.7.13北海道後志ニセコ町 アイダイショウ 森を散策していると樹の上にヘビらしきものが。アオダイショウ?]
どうも、モーリーです。
ニセコの羊蹄山を望む木漏れ日の中、
林を歩いて木を眺めていると、
「ん?」、違和感が…。
木の穴になにかある…?
今回は木の上でヘビを見かけたので
紹介します。
樹洞(木の穴)ができる理由
[2017.7.13北海道後志ニセコ町 クワガタを探して樹を見ていると、なにかを発見。ヘビかトカゲか?]
林の中をクワガタを探しに
ニセコの林を散策していると、
樹洞(じゅどう:木の穴)がありました。
樹洞は
キツツキなどが木の中の虫をとるため、
また、
菌類の活動の影響によってできます。
樹洞は
小鳥やエゾリス、モモンガたちの
生物の巣になることから、
森の中で大切な役割を果たしています。
樹に穴を掘るキツツキは
森の中で重要な役割を果たしています。
森の大工さんたちです。
樹洞のアオダイショウ
[2017.7.13北海道後志ニセコ町 樹洞にいるアオダイショウ]
アオダイショウです。
木登りが得意で、
樹洞の鳥の巣などを狙います。
顔に黒いラインが見えるので、
シマヘビの可能性も捨てられませんが。
この画像は、
アオダイショウが樹洞の鳥の巣を狙い、
孵ったばかりの雛鳥たちを食べ、
お腹いっぱいで
動けなくなった様子。
雛鳥を食べるなんて
恐ろしいと思われるかもしれません。
弱肉強食は、
厳しく時に悲しいことですが、
自然の世界も
人の世にあっても世の常です。
私たちはそうやって40億年間、
命を繋いできたのです。
脱皮の準備か 白目のヘビ
アオダイショウが
白目をむいています。
脱皮前にヘビは
白目になります。
樹洞の鳥の雛とたらふく食べ
体力をつけたところで、
脱皮に入るのでしょう。
脱皮にはものすごくエネルギーを使います。
種によって違いはありますが、
ヘビは若い頃は頻繁(数週間-数か月毎)に脱皮を行い、
年を取ると年に1-2度に落ち着きます。
ヘビの脱皮は己を大きくし、
生存競争に打ち勝つための
手段です。
貴方は、最近脱皮しましたか?
私は、そろそろ脱皮しないといけません。
したっけぃ