2021-06-16 No.765
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
牡丹(ボタン)の花が咲き終わる頃
庭に芍薬(シャクヤク)の花が咲きます。
大きく綺麗な花で、この花が咲くと
北海道では季節は初夏を迎えるイメージがあります。
この美しい植物は漢字では芍薬と書きます。
名前に「薬」の文字が使用されるほど
昔から薬として利用されてきた歴史があります。
今回は芍薬の花を紹介します。
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芍薬とは
芍薬(Paeonia lactiflora)
多年草で60cmほどの高さになる
ボタン科の大きくキレイな花を咲かせる植物です。
色も桃色、白色、黄色、青色など多様な色があります。
開花時期は5-6月。北海道十勝では6月中旬頃。
6月に咲くので結婚式のウエディング
ブーケに使われることもあります。
花言葉
芍薬の花言葉は色によって変わる様です。全般:「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」
桃色:「恥じらい」「はにかみ」
赤色:「威厳」「荘厳」
白色:「恥じらい」「満ち足りた心」
紫色:「怒り」「憤怒」
全般的には恥じらい・はにかみ等
女性を意識した意味になっています。
紫色は怒り・憤怒という、意味があって興味深いですね。
薬草としての芍薬
元々は薬草として中国から移入しました。漢方としては「芍薬甘草湯」「当帰芍薬散」が
重要な薬として利用されています。
江戸時代の頃から観賞用として改良され
品種は500種類以上あるとされます。
効能
主に血液を滋養し、婦人科系の働きを
整える働きがあるとされています。
・婦人病全般(生理痛・冷え性・月経不順・子宮治療・更年期障害など)
他には
・筋肉痛
・胆石
・かぜ薬
・皮膚疾患用薬
などが効能としてあげられます。
使い方
秋の頃(9-11月)に根を掘り出し
水洗いしてから日干しにします。
この乾燥した根を1日量3-6gを煎じて服用します。
また、白い花は砂糖に漬けて、
その溶液を一日に3-4回に分けて
服用すると子宮の諸症状に効くといわれています。
薬用酒として
今年の秋は芍薬の根を採って
ホワイトリカーに漬け、
薬用酒を作ってみようと思います。
作ったらここで紹介します。
参考サイト:
cookPad 冬の定番・薬用柚子酒(芍薬入り)
貴方も庭の芍薬を
観賞用としてだけではなく
薬としても利用してみてはいかがでしょうか。
したっけぃ