サルナシ・コクワの収穫　サルもクマも大好きなアンチエイジング

2020-10-27　No.632

どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。

近所に立派なサルナシの木が生えています。

秋になるとその実コクワを
採取させてもらっています。

代わりに獲ってきた鹿肉や
サルナシから作った
コクワ酒を届けています。

今回はサルナシ・コクワについてお届けします。

 

サルナシ

サルナシ(Actinidia arguta)は、
内地では山間に自生する
植物のようですが、
北海道では平地にも自生します。

ネコが大好きな
マタタビの仲間でもあります。

 

名前の由来　猿と梨

サルが好んで食べる梨（ナシ）のような
実であるからという説が
広く知られています。

 

味　サルもクマも人も好き

サルナシの実コクワは
見た目も味も
キウイフルーツそのものです。

ですので美味しいです。

キウイフルーツとの違いは
サイズがキウイよりも小さく、
皮の表面に毛が無く、
収穫してからの日持ちがしないなどです。

自生数も少なく、
日持ちもしないなどの理由から
ヒトにとっては
あまりメジャーなフルーツには
なっていないようです。

私も食べる以外の収穫した実は
コクワ酒にでもしようと思います。

 

なお、
サルやヒグマ、エゾライチョウなどが
大好きな木の実で、
冬を迎える野生動物たちにとっては
かなりメジャーなフルーツです。

北海道におけるエゾライチョウの食性　藤巻祐蔵

 

栄養　老化を抑える

希少な栄養が豊富なフルーツでもあります。

・ビタミンC（がん・動脈硬化予防）
・クロロフィル（消臭・殺菌）
・β-カロテン（アンチエイジング）
・ルテイン（眼病予防）
・アクチニジン（消化促進）

特筆すべきはアンチエイジングに
効果があるとされる
β-カロテンやカロテノイドが
極めて豊富な点です。

アンチエイジングに興味がある方は
キウイフルーツよりも
サルナシ（コクワ）を
食べることをおすすめします。

ベビーキウイ（サルナシ）果実の特性

 

 

サルナシの栽培方法

サルナシの栽培は簡単だと聞き
数年前に庭の畑に5-6本の挿し木を
したことがありましたが全て失敗。

近所の人が実を
「とってけ、とってけ」と
言って下さるので、
畑での栽培は諦めました。

 

ただし、以下の論文を読むと
挿し木の活着率は8割と高く、
適切な栽培方法を実施すれば
内地に住む貴方の庭であっても
サルナシの栽培は可能だと思われます。

ただし、栽培を始めてから
実を収穫するまでには
7-8年の期間は必要なようです。

結構気が長い話ですね。

 

サルナシの栽培方法は以下の論文に詳しい。

サルナシの栽培特性　山梨県森林総合研究所　戸澤一宏

 

したっけぃ