2016-02-17 No.84
どうも、ハンターのモーリーです。
自分の勉強用に、
地球の生命史をまとめています。
貴方と一緒に勉強できたら幸いです。
前回記事。
生命の旅1 共通の祖先から原核生物、そして全球凍結へ
3行まとめ
火山活動による二酸化炭素の増加で温室効果が回復し全球凍結は終了。
ある原核生物が酸素を利用できるミトコンドリアを取り込み体内で共生を始める。
真核生物へと進化し、13億年の長い繁栄の次代を迎える。
全球凍結のおわり 25億歳
[北海道十勝 畑を覆う雪の近景]
シアノバクテリアが排出する酸素。
その酸素により、
温室効果を持つメタンガスが消失し、
地球は寒冷化し、
全球凍結しました。
全球凍結の期間は、
1000万年から1億年以上続きました。
この全球凍結は火山活動により、
終わりました。
火山活動により
大気の二酸化炭素濃度が上昇し、
温室効果が回復したのです。
地球は徐々に温まり、
全球凍結の時代は終わりました。
原始地球の温室効果はメタンガスが主役でしたが、
今後の温室効果は二酸化炭素が重要になってきます。
雪解け、そして真核生物へ 26億歳
全球凍結が終わった地球の海は、
生物の死骸が豊富にあり、
縄張り争いも少なく、
当時の原核生物にとって
生活しやすい環境でした。
しかし、
当時の大気は、
光合成するシアノバクテリアの登場によって、
酸素濃度が増えています。
酸素は、
多くの原核生物にとっては猛毒です。
しかし、
ある原核生物は、
猛毒の酸素をものともしませんでした。
『ミトコンドリア』です。
ある時、
酸素が嫌いな原核生物が、
ミトコンドリア(酸素が好きな生物)を食べました。
ここで奇跡が起こります。
食べられたミトコンドリアが、
酸素を苦手とする原核生物の体質を、
酸素をものともしない、
かつ、
酸素を利用する体質へと変えていきました。
食べられたミトコンドリアは吸収されず、
食べた先の体内で共生することになりました。
ここに酸素を利用する、
複雑な単細胞生物、
『真核生物』が誕生します。
この真核生物の誕生は、
生物の多様性を促す重要なイベントでした。
私たち人類も、この真核生物の進化形です。
真核生物は誕生後、繁栄し続けます。
アニメ、エヴァンゲリオンにおいて、
人類補完計画の行きつく先は、
全ての生命が海に溶け合い、
共存することでした。
原核生物や真核生物が、
海の中で溶け合い繁栄していた頃のイメージを
演出しているのかもしれません。
真核生物の繁栄 26億~39億歳
[真核生物のイメージ図]
・核:赤い丸型の部分が「核」
・染色体(DNA):核の中にあるヒモのようなものが「染色体(DNA)」
・ミトコンドリア:青く長い丸が「ミトコンドリア」
ミトコンドリアを取り込んだ、
原核生物のあるグループは、
真核生物へと進化し、
地球の海の中で繁栄します。
その繁栄期間は、
13億年の長きに渡ります。
コラーゲンをつくる真核生物
真核生物の繁栄の中で、
「コラーゲン」を作り出すことに成功した、
真核生物が生まれました。
このコラーゲンが、
次なる進化
『多細胞生物』
の誕生に寄与します。
私たちの周りの真核生物たち
私たちの周りにいる真核生物は、
以下のような生物になります。
・ゾウリムシ
・ミドリムシ
・アメーバ
・クロレラなど
磁気圏の形成 19億歳
年代は前後しますが、
地球誕生から19億年を経て、
地球に「磁気圏」ができます。
磁気圏の発生は、
地表の下にあるマグマとなっている、
鉄やニッケルなどの移動により発生しました。
磁気圏がバリアとなり、
生命にとって有害な、
太陽風(紫外線や宇宙線など)から、
生命は守られるようになりました。
太陽風の影響が軽減した地球で、
生命は更に繁栄します。
次回は、
多細胞生物の登場。
地球は再び全球凍結を迎えます。
したっけぃ
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