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ハンター日記

生命の旅5 眼の誕生とカンブリア大爆発

更新日:

2016-04-06 No.94

どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。

ハンターとして生き物に触れるなかで
生物の歴史を把握しておく必要性を感じ
地球の生命史の概要をまとめています。

貴方と一緒に勉強できたら幸いです。

 

前回記事:

生命の旅4 エディアカラ生物群の繁栄と超巨大噴火

 

眼の誕生 blinking eyes

カンブリア大爆発

[カンブリア大爆発の頃の海の中 Illustrated by MK]

5億5000万年前の
巨大噴火などにより、
エディアカラ生物群は、
絶滅しました。

そんな噴火の影響も
時間と共に薄れてゆき、
700万年程の時が流れます。

5億4300万年前
地球は温暖で
浅い海が広がり
大気に十分な酸素が満ちている
安定した環境でした。

その頃の生物たちは
全球凍結や
超巨大噴火という
厄災を乗り越え、
遺伝的な多様性を
DNAの中に内在させてゆきます。

 

大きく変化する
大きく花開く
そのきっかけを待っているような、
ムズムズするような、
そんな時期でした。

 

そしてついに
5億4300万年前のある時
眼を獲得した生物が現れます

三葉虫です。

この眼、視覚の誕生が
生物進化を促進させる
起爆剤となりました。

 

アンドリュー・パーカー「眼の誕生」
Andrew Parker "In the Blink of Eye"

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く

 

 

弱肉強食 Survival of the fittest

眼を獲得した生物の誕生により、
生れたのが『弱肉強食』のステージです。

眼を獲得した三葉虫は
視覚を利用して
他の生物を捕食しまくり
大繁栄します。

それまでは、
海底をウロウロしながら
死骸を見つけると
摂食する 運に頼る
スタイルが主流でした。

眼があることで
捕食対象の場所と距離を
把握できます。

捕食される側は眼がないため、
音や臭いで三葉虫に気が付くまで※
三葉虫に気が付けません。

このように
視覚を得た三葉虫は
効率良く狩り、
効率良く危機を回避できるようになりました。

三葉虫の天下が始まります。

※私たち生物が視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚の内どの感覚を最も早く獲得したのかよく分かりません。感覚的に触覚・嗅覚・味覚・聴覚・視覚の獲得順かなぁ?

 

 




 

 

眼に対抗する生物たち Creatures against the eye

Cambrian-explosion

[カンブリア大爆発により眼と硬い外骨格を得た海の生物たち Illustrated by モーリー]

眼を持たない生物たちは
三葉虫に
食べられ
食べられ
食べられます。

 

三葉虫に食べられ続ける
生物たちが立ち上がる時
動物たちは生存戦略の多様性を獲得します。

『眼』
『硬い殻』
『素早く動ける体』

の獲得です。

 

この変化こそ
カンブリア大爆発と呼ばれる
今日に続く動物の先祖が
出そろったイベントです。

生命史における重要イベントです。

 

 

カンブリア大爆発 Cambrian explosion

視覚を獲得した三葉虫に
他の生物が対抗した方法が
眼の獲得
硬い外骨格の獲得
素早く動ける体の獲得です。

その進化の中で
数十種だった動物種が、
カンブリア紀が終わる頃には、
数万種以上にも増加していました。

カンブリア紀は、
3000万年間ほどですが、
実際にはもっと短い期間、
500万年とも1000万年の間に、
この大進化が起こったと考えられています。

数百万年は私たち個人に
とっては長い時ですが、
生命の歴史では一瞬のこと。

この大変革をカンブリア大爆発と呼びます。

 

ワンダフル・ライフ

ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語 (ハヤカワ文庫NF)

 

生物が視覚を獲得することで
生物間の弱肉強食の
競争が始まるようになりました。

食うか食われるか。

前出のエディアカラ生物群は
海を這いずり
クラゲのように漂い
海流任せで
栄養素を確保していました。

そんなノンビリした時代と決別し
私たちの先祖は弱肉強食を相争う
ステージへ突入してゆきます。

 

今から5億3000万年前の話です。

 

 




 

 

眼の発生の証明 winning eyes, and the accomplishment belongs to Dr. Sasai

なぜ三葉虫が5億4300万年前の時期に
視覚を獲得したのか
よく分かっていません。

しかし、
ある研究者が
ES細胞に光を当て続け一か月待つと
自然と『眼』ができることを実験で証明しました。

この実験により『視覚』は
条件さえ整えば
比較的短い時間で発生することが
証明されました。

この証明をした研究者が、
笹井芳樹博士です。

笹井博士は小保方晴子氏、
C・バカンティ、若山照彦と
共同でSTAP細胞発見について、
nature誌に掲載した方です。

彼の研究によって、
カンブリア大爆発のきっかけである
『眼』の短期間での獲得について、
信ぴょう性が高まりました。

本当に惜しい方を亡くしました。

 

私はこの時、テレビと新聞を捨てました。

 

STAP細胞 残された謎 (Parade books)

 

 

 

ふと思います。

三葉虫が他の生物を圧倒する様。

これは私たちヒトが
他の生物を圧倒する
現在の様子に酷似しています。

私はこのことから
ヒト以外の動物たちも
ヒトに対抗するために、
この1000万年ほどの間に
知恵や他の対抗手段を
獲得するだろうと。

その先には宇宙開発も
ヒトだけの役割ではなく
他の生物と協働で
行っているのだろうと。

 

次回、生命の旅6 海から地上へ

 

したっけぃ

 




 

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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