2018-01-29 No.224
どうも、モーリーです。
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今朝の家の周りの気温はマイナス10度ほど。
昨晩は雪が降っていたので湿度も高く、冷気の中に厳しさは感じません。
先日、エゾシカ猟のため北海道十勝の北に位置する芽登という地域の山の中へ入りました。
太陽がでていると零下でも、暖かく感じるものです。
そんな猟の様子を紹介します。
雪が少ない年
[2018.1.11北海道十勝芽登の山 今年は非常に雪が少ない 例年なら樹高の半分くらいまでの積雪がある]
今年は市街地の方では雪が多いと感じます。
反対に十勝の山間では雪が少ない。
雪が少ないと、エゾシカを探すのが大変になります。
なぜなら、エゾシカたちは色々な所でササなどを見つけ食べることができるからです。
わざわざハンターがいる、麓や林道近くまでエサを探しにでる必要がなくなります。
林道近くは、除雪してあることが多く、雪が深い年も比較的ササを食べやすい環境です。
ですので、そんな年はシカたちは林道近くまでエサを探しに出てきます。
ハンターたちはそこを狙います。
今年は『流し』【車を乗りながら獲物を探す猟の方法】でも、エゾシカと出会える回数が少ないという話も聞きます。
[2018.1.11エゾシカによる樹皮が食べられる被害を受けた樹木 7mほど上まで樹皮が食べられている 被害を受けたのは去年かと]
上の画像はエゾシカによる樹皮が食べられた樹木です。
木の上の方まで樹皮が食べられています。
7mほど上までです。
つまり例年は上の方まで積雪があるということです。
これから雪が降るのかもしれませんが、現時点では積雪が少ないのが分かると思います。
待ち。空にオジロワシ 地にモーリー
[2018.1.11北海道十勝芽登の山 山の中の広く見渡せる場所 ここで獲物をまつ]
山スキーを履いて山奥に進むが、エゾシカの姿は一向に見えない。
視界が開ける場所にでたので、ここで『待ち』【木の陰などに隠れ、獲物が来るの待つ猟】をします。
ジッと待つこと30分。
相変わらずエゾシカは出てこない。
[2018.1.11北海道十勝芽登の山 エゾシカを待っていると、空にオジロワシ 地にモーリー お互いに獲物を探しいる]
待ち猟は寒い。
空を見るとオジロワシ。
オジロワシも空から獲物を探している。
モーリーも獲物を探している。
キツツキの穴
[2018.1.11北海道十勝芽登の山 日が傾いた北海道の冬山の森の中 針葉樹と広葉樹が混交している]
エゾシカの姿はない。
日も傾いた。
冬の北海道の日暮れは早い。
「待ち」を解除し、戻ることに。
森を通る帰り道。
[2018.1.11北海道十勝芽登の山 キツツキの開けた穴 クマゲラによる穴か]
[2018.1.11北海道十勝芽登の山 キツツキの穴 穴が沢山開いている キツツキたちは穴をあけて中の虫たちを食べる]
猟の帰り道、森を通ると木々にキツツキが空けた穴が沢山。
キツツキは木に穴を空けて中の虫たちを食べます。
多くの生き物が、食べることに必死です。
オジロワシは空から獲物を狙い、キツツキたちは木に穴を空け虫を狙います。
私もエゾシカを狙います。
貴方は今、何を狙っていますか。
今回の猟では、残念ながらエゾシカはとれませんでした。
しかし、シカを追い冬山に入り自然の中に身を置くだけで充実感に満たされます。
鳥のさえずりや木々と風の音。
どこまでも続く、動物たちの足跡。
シカ肉は目的ではなく結果なのかなと。
インフルエンザが流行っているようです。
インフルエンザに負けないよう、ニンニクを食べて体力を付けてください。
したっけぃ