2015-12-06 No.42
牡蠣
サロマ湖より旬の牡蠣が届きました。
北海道で一番美味しいサロマ湖の牡蠣です。
今日は牡蠣のレシピや栄養、食中毒にあたらないようにするための方法などについて紹介します。
牡蠣の種類
牡蠣の種類には2種類あります。
真牡蠣と岩牡蠣です。
真牡蠣と岩牡蠣の大きな違いは、旬(食べごろ)の違いです。
後で説明しますが、大雑把に言って真牡蠣は冬頃、岩牡蠣は夏頃です。
また、形も真牡蠣は周囲の環境で細長くなったり丸くなったります。
岩牡蠣は、名の通り岩のようにゴツゴツした殻をまとっています。
今回紹介するのは真牡蠣です。
牡蠣の旬
真牡蠣の旬は、11月から翌年の3-4月頃までです。
産卵時期が夏なので、夏の前までが美味しい時期です。
一方、岩牡蠣の旬は、6-8月頃であり、真牡蠣と旬の時期が違います。
このことで、日本では一年中、牡蠣が美味しく食べることができるのです。
牡蠣に感謝ですね。
牡蠣の栄養(海のミルク)
牡蠣は理想的な栄養素を持った海産物です。
別名「海のミルク」とも、呼ばれています。
栄養素:
亜鉛
あらゆる食材の中で最高の亜鉛含有量を誇ります。
亜鉛の働き
・細胞の新陳代謝の促進
・皮膚や髪への栄養
・免疫力向上
・精力増強(yahoo)
・美肌効果
・体内酵素の活性化(体を活き活きと保つ)
亜鉛は不足すると味覚障害、脱毛や薄毛、鬱、生殖機能の低下などの悲しい症状が現れる傾向が見られます。
グリコーゲン
グリコーゲンの働き:
・肝臓の機能の向上
・筋肉や脳を活性化
・即効性の疲労回復
鉄
鉄の働き:
・貧血予防
・体温の維持(保温効果)
・冷え症予防
・動悸、息切れ、だるさにも
鉄同様、銅の含有量も群を抜いて多いです。銅は、鉄がヘモグロビンを合成するのを助けたり、鉄の吸収を促進する作用があります。
タウリン
タウリンも多く含んでいます。
タウリンの働き:
・乳酸の増加を防ぎ、スタミナ増強、
・疲労回復
・脂肪肝予防
・抗肥満作用
・コレステロールの上昇を抑える
・高血圧予防
・ストレス解消
話は逸れますが、昨今、「牛乳(ミルク)は健康に良くない」、「日本人の体に合わない」などの話を聞きます。
牛乳が嫌いな方も体質に合わない方もいるかと思います。
そのような方は飲まないで良いと思います。
私の祖父や祖母は牛飼いで、牛乳を毎日飲んでいました。
祖母は86歳で、祖父は98歳でピンコロでした。
最後の瞬間まで、しっかりとして逝きました。
牛乳を毎日飲んでいたからだと思っています。
私も、当然毎日、「よつ葉」の牛乳を飲んでいます。
これまで、病気も骨折も一度もありません。
あしからず。
牡蠣のレシピ(食べ方)
私は、酒蒸しが多いですね。
殻が開くまで蒸して、後はそのままツルッといただきます。
海水の塩味しますので、そのままいただきます。
ポン酢やレモンでいただくのもありです。
牡蠣の食中毒(下処理)
殻付きの新鮮なものは、中までしっかり熱していなくても生でいただけます。
パックに入っているものは、「生食用」と「加熱用」がありますので、スーパーで買う時はしっかりとチェックしてください。
「生食用」は、保健所指定海域で育ったものです。
「加熱用」は、それ以外の海域で育った牡蠣です。
下処理です。
牡蠣の主な食中毒の原因は「ノロウィルス」です。
ノロウィルスは85℃で60秒以上の加熱で死滅しますので、新鮮さに心配のある牡蠣は、その温度と時間で調理できれば問題ありません。
カキフライの時は、中に熱が伝わるまでに時間がある程度かかるので、180℃で4分程度上げることが望ましいとされています。
牡蠣の食べ放題などは、聞くだけで幸せな気分になりますが、沢山食べることで食中毒にあたる可能性も増えます。
新鮮な牡蠣を3つ、4つ程度いただくことで、幸せを感じてください。
牡蠣祭り
日本のあちこちで牡蠣祭りが行われています。
厚岸や能登、広島などでです。
日本人に愛されている食材であることがわかります。
冬です。
外から帰ってきたら「手洗い」や「うがい」などの基本的な衛生を心がけてください。
食品衛生責任者:めめんと森
したっけぃ