2018-05-24 No.248
どうも、モーリーです。
山菜シーズン真っ只中の北海道十勝です。
先月、北海道空知の夫婦が
ギョウジャニンニクと有毒のイヌサフランを
ジンギスカンと一緒に食べ、
男性は2日後に死亡、
女性は発症したが回復したという事故がありました。
北海道では庭にギョウジャニンニクを植える家が結構あります。
私の庭にもギョウジャニンニクを植えています。
イヌサフランも秋にキレイな花を咲かせる植物で、
園芸種として庭に植える人も多いのですが、
春先の葉の様子は確かに似ています。
今回はギョウジャニンニクとイヌサフランの違い、
そしてギョウジャニンニクの美味しさについて紹介します。
ギョウジャニンニクとイヌサフランの違い
[2018.4.29北海道十勝 ギョウジャニンニク]
[2018.5.26北海道十勝 イヌサフラン 近所の庭に植えられていた]
上がギョウジャニンニク、下がイヌサフランです。
葉の形は似ていますが、明らかな違いも存在します。
茎の色
上のギョウジャニンニクの茎の根元部分を見ると赤紫色です。
下のイヌサフランにはその部分がありません。
よって、地面に近い茎の部分を見ると区別できます。
匂い
ギョウジャニンニクは強いニンニク臭がします。
山でギョウジャニンニクをとっていると、
明らかにギョウジャニンニクだが
根元が赤くない個体も稀にあります。
そんな個体を見た時は、
茎から切り落とし匂いを嗅ぎます。
ギョウジャニンニクならば、
強いニンニク臭がします。
ニンニク臭がしない時は、
採らないでください。
そもそも北海道の山の中で
イヌサフランを見たことはありませんが、
内地の山林には生えているのでしょうか?
茎の色と臭いの二つをポイントに採取すれば、
庭から採取するケースであっても
安全にギョウジャニンニクとイヌサフランを見分けられると思います。
ギョウジャニンニクの採取
[2018.4.29北海道十勝 ギョウジャニンニクの群生]
上記画像は山でギョウジャニンニクが
群生している様子です。
このように斜面に生えていることが
多いように思います。
ギョウジャニンニクは
種から食べられるような大きさになるまでに
5~7年ほどと長い時間がかかります。
生長に時間がかかる植物ですので、
乱獲は避けるように努めています。
私は自分の食べる分と
日頃お世話になっている方々への分だけ
いただくようにしています。
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ギョウジャニンニクには脂肪を燃焼させ、
血液をサラサラにする成分が豊富に含まれています。
アリシンという成分です。
ニンニクなどに含まれる成分ですが、
ギョウジャニンニクにはニンニクと比較して
約4倍のアリシンが含まれます。
効果として、以下などがあります。
・疲労回復
・脂肪燃焼
・血液サラサラ
山で修行した山伏や行者たちが、
栄養を付けるために食べたことから
ギョウジャニンニクと呼ばれています。
その効果は、推して知るべし、ですね。
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貴方の体調はいかがですか。
美味しいものを食べて、心も体も整えてくださいね。
したっけぃ