スプリングエフェメラル　早春の山の春の妖精たち

どうも、モーリーです。
北海道十勝は春の山菜時期真っ只中です。
すでにギョウジャニンニクやタランボの時期は過ぎ、今はウドの時期。
今回は、時間は少し遡り4月下旬の山の中の様子を紹介します。
その時期の北海道の森の中はスプリングエフェメラルと呼ばれる春の花が咲き、
目を楽しませてくれます。
この時期に山野を歩くのは山菜をとるためだけではなく、彼ら彼女らにに出会うことも目的です。

スプリングエフェメラルは【春の儚さ】の意で、
春の時期にのみ、
その姿を見ることができる植物のこと。
その多くは夏が来る前に枯れ、来春まで地面の中でジッとしています。

今回は春の妖精とも呼ばれる、スプリングエフェメラルたちを紹介します。

ザゼンソウ

[2018.4.17北海道十勝　ザゼンソウ]

サトイモ科のザゼンソウ(symplocarpus renifolius)は雪を割って春一番に開花する花です。
赤い肉厚の中にあるブツブツしているものが花で、
その形が座禅しているように見えることから座禅草（ザゼンソウ）と呼ばれています。

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バイケイソウ

[2018.4.17北海道十勝　バイケイソウ]

ユリ科のバイケイソウ(veratrum album)は花ではないのですが、
早春の森の水辺近くで見られる植物です。
枯葉枯草の中でその新緑色は目立ち、春の訪れを告げる植物です。
バイケイソウやザゼンソウはスプリングエフェメラルではないのですが、春の山野を彩る植物なので紹介しました。

フクジュソウ

[2018.4.29北海道十勝　フクジュソウ]

キンポウゲ科のフクジュソウ(Adonis ramosa)は、
福寿草とめでたい名前で、
花言葉も「幸福、思い出、幸福を招く、祝福」とめでたいのですが、
毒草です。
葉はヨモギやシャクに似ているので要注意な植物です。

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エンレイソウ

[2018.4.29北海道十勝　エンレイソウ]

ユリ科のエンレイソウ(trillium smallii)は赤黒い目立たない花です。
しかし、春の色とりどりの花の中でひっそりと咲くその姿は、
なんとなく応援したくなるような、
地味な美しさを持っています。

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オオバナノエンレイソウ

[2018.4.29北海道十勝　オオバナノエンレイソウ]

ユリ科のオオバナノエンレイソウ(trillium camschatcens)は、
上記のエンレイソウと仲間ですが、
見た目の印象は随分と派手です。
群生するので辺り一面がオオバナノエンレイソウで覆われる場所もあり、
白い花に覆われる様は大変美しいものです。

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カタクリ

[2018.4.29北海道十勝　カタクリ]

ユリ科のカタクリ(erythronium japonicum)です。
元々はこの根っこからデンプンをとりカタクリ粉としていました。
今の片栗粉は、ジャガイモからとるデンプン粉です。
葉っぱや花も食用ですが、
体質に合わないとお腹を下す人もいます。
ご注意ください。

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ニリンソウ

[2018.4.29北海道十勝　ニリンソウ]

キンポウゲ科のニリンソウ(anemone flaccida)です。
山菜の一つで、先日も天ぷらにして食べました。
トリカブトに葉が似ているので、
時折誤食する事件が起きます。
また、薬草のゲンノショウコにも似ているので、
しっかりと覚えておきたい植物です。

エゾエンゴサク

[2018.4.29北海道十勝　エゾエンゴサク]

ケシ科のエゾエンゴサク(Corydalis ambigua)です。
春の森の中でその青い花は大変美しく目立ちます。
山菜の一つで、花も葉も食べられます。
私はサッと水洗いしてレタスと一緒にして、
シーザーサラダドレッシングをかけて食べることが多いですね。
おススメの山菜です。

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今回は春の一時期にのみ見られるスプリングエフェメラルたちを紹介しました。
貴方はいかがお過ごしでしょうか。
私の周りでは風邪が流行っています。
お気を付けてお過ごしください。

したっけぃ