2018-09-14 No.286
どうも、モーリーです。
初秋の頃、山に入りました。
山の斜面から湧水が湧き出し、水たまりを作っていました。
なにかいるかなと思い、
探してみるとエゾサンショウウオの幼生がいました。
今回はエゾサンショウウオの幼生を紹介します。
エゾサンショウウオ
生息場所
[2018.9北海道十勝 山間の林内 湧水が溢れ一部に溜まっている]
[2018.9北海道十勝 山間の林内の水たまり 水が透き通り素敵な空間]
山の中を歩くと林道脇に
水が溜まっている場所があります。
そんな時は生き物がいないか探してみます。
タモ網でガサガサすると、
水生昆虫や水生動物が入ることがあります。
この時はエゾサンショウウオの幼生を捕まえました。
エゾサンショウウオは
水辺に近い林の中で生活しています。
成体は森の土中や落ち葉の下に潜って生息しているため、
夏の間に探すのは困難です。
春の産卵時期は水たまりなどで産卵している様子を
見かけることができます。
春は山間の池や水たまり、
キレイな地域の田んぼ近くの水路などで、
卵や幼生を見かけます。
北海道固有種
[2018.9北海道十勝 エゾサンショウウオの幼生(オタマジャクシ)]
エゾサンショウウオは北海道固有種で
世界で北海道にしか生息しません。
カエルのオタマジャクシと違い、
エラの部分にバランサーとよばれる突起部があるので
見分けられます。
幼生(オタマジャクシ)の頃は、
頭が大きく、
カエルのオタマジャクシを食べることもあります。
成体になると小さな昆虫やクモ類を食べています。
寿命はよく分かっていませんが、
ネットで検索すると7年も飼育している方がいます。
思った以上に長生きなのかもしれません。
[2018.9北海道十勝 エゾサンショウウオの幼生の動画:30秒]
動き方が可愛いですよね。
捕まえたのが9月上旬だったのですが、
この時期だともっと成長していると思いました。
思った以上に小さいので驚きました。
8月に他の場所で見つけたエゾサンショウウオの幼生は
もう一サイズ大きかったのですが。
この程度のサイズで越冬するのでしょう。
北海道の厳しい冬を無事に乗り越えて欲しいと思います。
したっけぃ