2018-07-05 No.257
どうも、モーリーです。
先日、道央のとある田舎町でカエル探しをしていると
アズマヒキガエルがいました。
アズマヒキガエルは
元々本州のカエルで
北海道にはいないカエルです。
このように日本国内からやってきた
外来種を国内外来種(移入種)と呼びます。
アズマヒキガエルを
北海道は指定外来種として
野外に離すことなどを禁止しています。
今回はそんなアズマヒキガエルを紹介します。
アズマヒキガエル
[2018.6北海道道央の田舎町 水路で泳ぐアズマヒキガエル]
北海道は道央のとある町まで
カエル探索に出かけました。
水田が広がるとある田舎町の水路を
歩いていると
水路をズイズイとあまりスマートではない
泳ぎで泳ぐ一匹のカエルが。
一目みた瞬間に
デカイッ!?
早速捕まえてみました。
[2018.6北海道道央の田舎町 アズマヒキガエル 大きくずっしりと重い]
アズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)でした。
体長は10cm以上あり、ずっしりとした重さもあります。
よく見かけるエゾアカガエルとは全く違います。
国内外来種 アズマヒキガエル
[2018.6北海道道央の田舎町 アズマヒキガエル 背中のイボイボが特徴の一つ]
北海道には元々2種類のカエルが住んでいます。
エゾアカガエルとニホンアマガエルです。
近年では、以下の5種類のカエルが外国や本州からやってきています。
・ウシガエル(国外外来種)
・アズマヒキガエル(国内外来種)
・トノサマガエル(国内外来種)
・トウキョウダルマガエル(国内外来種)
・ツチガエル(国内外来種)
本州からお土産に持ち帰ったり、
学校の教材として持ち込まれたのが
北海道に来た由来とされています。
思えば、私も小学生の頃に
本州旅行で見つけたゴキブリを
虫カゴに入れ
北海道に持ち帰ろうとした記憶があります。
親の反対で断念しましたが…。
北海道の子供達にとって
ゴキブリは
本州を象徴する
憧れの昆虫でもあるのです。?
指定外来種 アズマヒキガエル
[2018.6北海道道央の田舎町 アズマヒキガエル 動作は鈍い 見ていると愛嬌はある]
アズマヒキガエルは北海道の指定外来種です。
指定外来種:
元々道内に生息・生育していない動植物で、
国内外から持ち込まれた種で、
・在来種を捕食・競合・駆逐する
・生態系の損壊
・在来種との交雑による遺伝的攪乱など
道内の生物多様性に悪影響を及ぼすおそれがあるものです。
アズマヒキガエルは
毒を持ち、
北海道の在来種や希少な生物を大量に捕食することから、
指定外来種に指定されました。
アズマヒキガエルの毒
[2018.6北海道道央の田舎町 アズマヒキガエルは毒を持つ 触らないでください]
アズマヒキガエルには毒があります。
ブフォトキシンという強力な毒です。
皮膚につくと炎症を起こし、
口に含むと幻覚・嘔吐・下痢・心臓発作などの症状を起こし
最悪死に至るようです。
散歩中の犬がヒキガエルに触れ
倒れるという話もあるようです。
アズマヒキガエルを捕まえてみると、
泳ぎも下手で
動きも鈍く
ジャンプも苦手です。
だからこそ、
自身を守るために
強い毒をその身に持つのでしょう。
ヒキガエルと暮らしている素敵な方のブログがありました。
毒についても詳しく書かれているので紹介します。
ヒキガエルとのんびり暮らそう:ヒキガエルの毒について
こちらのブログを読むに、
毒はよほどの事がない限り
出すことはないようです。
したっけぃ