2023-02-25 No.995
どうも、北海道十勝のハンター モーリーです。
ここ北海道では日々陽の光が強くなり、春の息吹が感じられる日々を迎えています。
貴方はいかがお過ごしでしょうか。
相変わらず東京のビルの杜で働いているのでしょうか。
たまには北海道まで息抜きに遊びに来てください。
さて、先日エゾシカを目的に山に行ってきました。
エゾシカが獲れたのでその時の話を。
エゾシカ猟
さて、先日、山へ先輩たちと狩猟にでかけました。実は今シーズン初です。
ありがたいことに、昨年の秋からずっと仕事で忙しくさせていただき、狩猟にいく心の余裕がありませんでした。
遅ればせながら今シーズン初の猟。
私は勢子。
勢子というのは、「ホイホイ」などと声をだして森に隠れるエゾシカを追い込む役どころ。
うまい先輩に仕留めていただきました。
なんとか、数頭を獲り、うちオスとメスをいただくことに。
ありがとうございます。
オスは4-5歳、メスは3-4歳でしょうか。
これだけあればお世話になっている方々や友人知人、近所に配っても自分の分も十分確保できます。
昨秋に一頭獲れたきりでしたので、冷蔵庫の中の鹿肉もなくなりかけていた頃合いでした。
北海道では猟期は3月末で終わりですので、ほどよい良いタイミングでいただけました。
あと、3月中にもう一頭ほど獲れたら良いかなと。
最近は一人で狩猟に出ることがないので、次は一人で忍び猟もいいかもしれません。
カメラと銃を持ち一人マイペースで冬山を歩くのも楽しいものです。
今回は巻き狩りといって、集団で獲る手法でした。
うまい先輩たちに感謝です。
狩猟には車で獲物を探す「流し猟」。
集団で山の獲物を追い立てて獲る「巻き狩り」。
一人で山に入り獲物を探し狩る「忍び猟」。
猟銃で狩猟する方法としては、主に上記の3つの方法があります。
個人的には単独で山に入る「忍び猟」が一番狩猟の醍醐味を味わえる猟法だと感じています。
他には罠を使った「罠猟」もあります。
最近は戦争等の影響で弾代が2倍以上と高騰しているため、罠で獲る方も増えているようです。
下の記事は私が忍び猟でエゾシカを狩猟したの様子を紹介した記事です。
お時間がございましたらご覧ください。
関連記事:
忍び猟の実際 痕跡を追い、歩き、待ち、音に集中
解体は大変な作業
エゾシカのメスです。エゾシカを撃ったまま放置しますと、ヒグマなどを誘因する可能性があります。
最近は冬眠しないヒグマもいると聞きます。
ですので、獲ったエゾシカは適切な処理が必要となります。
「残渣を放置しない」という処理です。
残渣の処理
「残渣」とは、狩猟時や解体時にでる肉の切れ端や骨、内臓、皮などをいいます。
これら残渣は適切に処理しなくてはなりません。
適切に処理とは以下の方法になります。
・ジビエ肉として受け入れいる精肉店等へ搬入
・大学などの研究機関への検体として提供
・自家消費(自分で食べる)
・その場に埋設
・一般廃棄(燃えるゴミ袋に入れる?) そんなことする人いるのかしら?
解体
前記のように残渣について適切に処理した上でやっと解体ができるのです。解体も大変です。
皮をはぎ、前足後ろ足をとり、背ロースをとり、内ロース(ヒレ)をとり、あばら骨をとりバラ肉にして、おしりのランプ肉や首(ネック)、シカタン、ホッペ等々、丁寧に解体しようとおもったらキリがありません。
解体時は温かいエゾシカのお肉が冷気に晒され湯気が立ち上ります。
そうしてやっと...
冷凍庫や冷蔵庫に入るサイズまで解体できます。
このように解体とは実に大変な作業なのです。
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そうして、猟場から帰ってきた、冷え切って、疲れ切った体を癒してくれるのが、温かいお風呂と新鮮な鹿肉のステーキだったりします。
ごちそうさまでした。
参考サイト:
貴方も暖かくして、栄養をとってお過ごしください。
したっけぃ