2018-08-24 No.269
どうも、モーリーです。
今週は北海道を西に東に行ったり来たりしています。
そんな移動の最中、芦別市という北海道の昔の炭鉱の町に立ち寄りました。
芦別市の黄金町という山の中の集落に
黄金水松という
樹齢1700年とも3000年とも言われるイチイの巨木があります。
天然記念物に指定され、
その木の周りは公園になっており、
パワースポットになっています。
私が訪れた時は、
サラリーマンらしき人が
その公園の駐車場、
車の中で気持ちよさそうに昼寝をしていました。
今回は樹齢1700年のイチイの木、
黄金水松を紹介します。
黄金水松
[2018.8北海道空知 芦別市黄金町 黄金水松 イチイの巨木]
水松は正式な名前をイチイ(Taxus cuspidata)と呼びます。
北海道では「オンコの木」と呼ばれています。
アララギ、水松、一位とも書きます。
材木として優秀であることから、
一位(イチイ)と呼ばれると聞いたことがあります。
古代欧州でもアイヌの人々も
弓の材料として利用していました。
黄金水松の概要
[2018.8北海道空知 芦別市黄金町 黄金水松 イチイの巨木]
樹 種:イチイ
胸高幹周:620cm(イチイでは全国8位の太さ)
樹 高:21m
推定樹齢:1700年(地元の言い伝えでは3000年)
備 考:平成14年(2002年)に天然記念物に指定される
樹勢・風格 日本一
巨樹写真家、高橋弘氏という方がいます。
その方が黄金水松のことを
次のように語っています。
「樹勢、風格から判断すると、
この木が日本一のイチイと断言しても構わないと私は考える」と。
以前、鹿児島県屋久島の縄文杉を見に行きました。
縄文杉ほどの大きさではないが、
黄金水松が纏う風格は
縄文杉に似たものを感じました。
後世に繋ぐべき生命の一つだと思います。
時々思います。
私たちホモサピエンスが文明を手に入れる前の自然を見てみたいと。
1万年前の川や
100万年前の森。
黄金水松ほどの巨木はいたるところにあったでしょう。
世界樹のような巨木もあったかもしれません。
川にはカワウソが泳ぎ、
海にはラッコが浮かび、
山にはオオカミが駆ける。
最高ですね!
そんな北海道を作っていきましょう。
貴方の協力が必要です。
もし都合がよろしければ、お手伝いくださいな。
したっけぃ