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ハンター日記

白樺 ミネラル豊富な樹液をくれる先駆者

更新日:

15-12-11 No.46

 

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白樺の木

sirakaba「雪のシラカンバ」

白樺はシラカンバともシラカバともよばれています。
英語では"white birch"。
"birch"でカバノキの仲間を指します。

ここ北海道十勝には、白樺高校というスピードスケートで有名な高校があります。
今年(2015年)は甲子園にも出場しました。
このような名前の高校があるように十勝には馴染みの深い樹木です。
「高原の白い貴公子」などという、ちょっと恥ずかしい呼び名もあるこの木を紹介します。

 

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高原の白い貴公子

白樺は温帯から亜寒帯に多くみられる樹木です。
日本では、福井県、岐阜県、静岡県を南限とする北側で生息します。
本州では高原に生育する樹木であり、北海道では平地に生育しており、ここ十勝ではいたるところで見かけます。
北海道の緯度が本州よりも高いので、このように北海道では本州では高原でしか見られない種が平地で見られます。

生態

高さは20~30mになります。
寿命は樹木にしては短く100年に満たないといわれています。
寿命が短い代わりに、白樺は『先駆種』として自然環境の世界において大切な役割を担っています。

先駆種

sirakaba

白樺は『先駆種』と言われています。
先駆種とは、山火事や氾濫などで、土がむき出しになった土地(裸地)に一番最初に根付く木のことです。
先駆種が最初に裸地に生育し、繁茂し、葉を落とし、土壌を豊かにし、後から生育する樹木が育ちやすい環境を整える役割を担っています。
先駆種から始まり、最後に安定した『極相林』に至ります。
このようなサイクルを『植生の遷移』と呼びます。
植生の遷移については、いずれ良い写真が取れたら説明したいと思います。

貴公子の割には裸地に一番最初に生育する先駆種なんです。
「貴公子」ではなく、「開拓者」ですよね。

ケルト民族と白樺

sirakanba

グレートブリテン島(今のイギリス)の先住民族ケルトは12月24日~1月20日までを一年の最初の月としていました。
シラカバ月と呼んでいたそうです。
それは、今から12000年ほど前に終わった氷河期の跡に最初に生えてきたのが白樺である、という話も残っています。

花粉症の時期とアレルギー

北海道にはスギ花粉症になる人はいません。
スギがないからです。
その変わり、白樺の花粉症になるひとがいます。
本州のスギほどはまとまって生育していないので、スギ花粉症よりは影響は少ないですが。
花粉が飛ぶ時期は5月頃で、そのころにアレルギー症状を訴える方が増えます。

樹液

白樺の樹液はとても美味しい。
ブドウ糖やアミノ酸、タンパク質、カルシウム、カリウム、マンガン、鉄、亜鉛などのミネラルを豊富に含んでいます。
みなさんが噛んでいるガムのキシリトールもしからばの樹液から由来しています。
試しに飲んでみてください。
通販もあるようですよ。

風邪など引かぬ様、お気をつけください。

したっけぃ

 

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  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

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