2015-11-26 No.32
ヒグマ
昨日は熊肉について紹介しました。
今日は、ヒグマの生態について紹介します。
英語で"a brown bear"です。
「大雪山トムラウシ付近で夏に撮影したヒグマ」
生息数
北海道:1771~3628頭(2000年北海道道庁公表)
北海道:2244~6476頭(2013年北海道道庁公表)
北海道道庁の調査によると増加傾向にあるようです。
全世界的には、約200,000頭(IUCN【国際自然保護連合】による推定生息数)と推測されています。
生息密度は知床半島、及び、カムチャッカ半島が一番高いとされています。
寿命
20-30年。
飼育下では40年以上生きた報告があります。
食
雑食性です。
サケマス類、ドングリやクルミ等の木の実、キイチゴ類を食します。
サケマスが豊富にいる地域(カムチャッカ半島やサハリン島等)ではサケマスが主食になります。
本来は、サケマスなどを好むようです。
生息地(分布)
日本では北海道にのみ生息します。
本州や九州からも化石が見つかっており、1万年ほど前までは本州等でも生息していました。
ヒグマは日本がアジア大陸と陸続きだった氷河期に、大陸から日本、そして北海道へ渡って来たと考えられています。
世界では欧州からアジアにかけてのユーラシア大陸と北アメリカ大陸に広く生息しています。
大きさ
体長:オス180-240cm /メス140-180cm
体重:オス180-350kg /メス100-180kg
北海道のクマは、サケマスを食べる機会が少ないのでカムチャッカ半島のヒグマよりも比較すると体躯が小さいです。
南アラスカ地域にいるヒグマは大きく、最大級で780kgの体重のヒグマがいたとの報告もあります。
生活
朝と夜に食べ物を探し歩くことが多いようです。
11-12月 :冬ごもり開始
1-3月:メスは冬ごもり中に出産(1回に1-3頭を出産)
6-7月:繁殖期
ヒグマと人の遭遇事故は春の4-6月と秋の9-10月になります。
いずれも冬ごもり後と前の食料を探し回る時期に当たります。
この時期に山に入る時は要注意です。
冬ごもり
秋になると冬ごもりの準備を始めます。サケマスや木の実を食べて体に脂肪を蓄え、10~12月頃になると洞穴や、自分で掘った巣穴等で冬ごもりに入ります。
妊娠しているメスグマはこの時期に穴の中で子供を産み、春と共に子供と共に穴をでます。
母グマは子グマが1歳過ぎ~2歳過ぎる頃まで共に行動し、その後別々の行動をするようになります。
子グマ達は母から別れた後、しばらく兄弟で一緒に行動することもあるようです。
2-3頭一緒にいるヒグマは兄弟かもしれません。
ちなみに、サケマスが豊富なカムチャッカ半島では、冬ごもりをせず2月頃までサケマスを食しているという報告もあります。
ヒグマの研究
1970年北海道大学ヒグマ研究グループより本格的な調査研究が始まっています。
現在も大学の研究機関や行政がヒグマによる被害軽減と共存方法を模索するための調査が行われています。
北海道ではヒグマと人が適切な距離感を持って、末永く共存できる土地であってほしいと思います。
ヒグマだけではなく、いつかオオカミやカワウソが北海道・日本に戻って来た時、私たちと彼等の生活が共存共栄できるよう準備しときましょう。
したっけぃ