2016-01-21 No.71
ヤマガラ
先日、北の大都市、札幌市へ行ってきました。
中島公園という街中の公園近くにホテルをとりましので、中島公園内の様子を撮影してきました。
私の普段の散歩コースでは、あまり見かけないヤマガラがいましたので撮影しました。
ヤマガラは良く茂った広葉樹林を好むとされていますが、街中の公園でも見かけることができます。
この鳥は古来より人に懐きやすく、好奇心も旺盛で、芸鳥としての面もあります。
英語で"a varied"です。
ヤマガラについてお届けします。
「札幌市中島公園。繁華街ススキノのすぐ南側の公園。地元の人の憩いの場」
名前の由来
ヤマガラの由来は山吹色(marigold color)の体の色から、ヤマブキ色のガラ(雀)で、「ヤマガラ」と言われています。
生態
大きさ
全長:13-15cm程度
重さ:18g程度
シジュウカラに似ていますがお腹がオレンジ色で特徴的です。
生息地(分布)
東アジア(中国、台湾、朝鮮半島、日本)に分布しています。
日本では、低山の森林に留鳥(一年中日本に生息する)として生息しています。
市街地の公園などでも、見かけることもあります。
食性
松の実やドングリなどを叩き割って食べます。
虫も食べるようです。
秋になると種などを木に隠す、貯食の習性があります。
繁殖
樹洞やキツツキの古巣に巣をつくります。
人が設置した巣箱を利用することも多いようです。
人との関わり
性格
人によく慣れる性格で、好奇心も旺盛です。
いつも決まった場所と時間に、餌を持っていけば、野生でも手乗りで餌を食べることもあるようです。
おみくじ
見たことはありませんが、神社のおみくじ引きを仕込んだ芸を見ることも以前はできたそうです。
おみくじ引き自体は平安時代(794-1185年)から戦後まであったようです。
古来からつづく文化といえます。
しかしながら、国の指針(環境省と鳥獣保護法)により、失われた文化となってしまいました。
飼育
残念ながら、ヤマガラは飼育できません。
規制してるのは、環境省(以前は林野庁)が鳥獣保護法に基づき指針を出し、各都道府県が(採捕と飼育)許可基準を定めています。
十勝支庁に聞き取り調査を行いましたが、現在は一切の飼育許可を認めていません、とのことでした。
破った人に対して、罰則は1年以下の懲役か100万円以下の罰金刑を検察が執行します。
ヤマガラ珈琲
札幌には『ヤマガラ珈琲』なる喫茶店あります。
今回は行けませんでしたが、機会があれば立ち寄ってみたいと思います。
その喫茶店では、野外観察会などのイベントも実施しているようです。
風邪など引かぬ様、暖かくしてお過ごしください。
したっけぃ