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ハンター日記

釧路湿原を構成する河川と湖沼群 そこに住む生き物たち

投稿日:

2018-09-22 No.289

どうも、モーリーです。
北海道もすっかり寒くなり、
今朝(18.9.22)の中頓別町は4.8度です。
ストーブが必要な気温です。

さて、前回は釧路湿原を紹介しました。

釧路湿原 タンチョウの命を繋ぎ育んだ270k㎡の湿地と乾燥化

今回は釧路湿原周辺の川に生きる生物を紹介します。

釧路湿原を支える河川湖沼群たち

クチョロ川[2018.9北海道釧路 クチョロ川]

釧路湿原周辺には多くの川や湖沼群があります。
河川:ヌマオロ川、コッタロ川、チルワツナイ川、雪裡川、幌呂川、温根内川、阿寒川など
湖沼:塘路湖、シラルトロ沼、達古武湖、エオルト沼、ポン沼、サルルン沼など

釧路湿原のヨシ原[2017.11北海道釧路 ヨシ原が広がる釧路湿原]

釧路湿原はこのようにヨシ原に覆われています。
ヨシは2-3mほどの背丈になり、
タンチョウの良い隠れ家になります。

釧路湿原の湿地[2017.11北海道釧路 ヨシ原に分け入ると水面が見える]

ヨシ原に踏み入ると
浅い水面が至る所で見られます。

これが樹木の進出を阻み、
釧路湿原を湿原たらしめています。

これらの水域や河川、湖沼群が釧路湿原に水を提供し、
270k㎡という日本最大の釧路湿原たらしめています。

 

 

湿原水域に生きる生き物たち

釧路湿原に注ぐ川に
どんな生き物たちがいるか調べてみると、
綺麗な川に生息する生物が沢山いました。

アメマス・ハナカジカ

アメマスとハナカジカ[2018.9北海道釧路 手前がハナカジカ 奥がアメマス]

手前のグロテスクな魚がハナカジカ。
奥の魚がアメマスです。
これ以外にも、ヤマメやニジマスがいました。

ハナカジカはグロテスクですが、
綺麗な川でしか見られない魚です。

 

イトウ

イトウ 幻の魚[2018.北海道富良野 南ふらの道の駅水族館 イトウ]

これは南富良野町の道の駅で撮影したイトウです。
釧路湿原には幻の魚と言われるイトウが
多数生息しているといわれています。

私は十勝川で一度見たことがあります。
十勝の釣りガイドの方の話を聞くと、
「結構いますよ」とのこと。
案外いるんですね。

 

ヒゲナガカワトビケラ

ヒゲナガカワトビケラ[2018.9北海道釧路 ヒゲナガカワトビケラ]

綺麗な川に生息するヒゲナガカワトビケラ
川底の石に小石を糸で結んだ家を作り、
生息しています。

マダラガガンボ

マダラガガンボ[2018.9北海道釧路 マダラガガンボ]

マダラガガンボです。
これも綺麗な川に生息する昆虫で、
成虫になると、大きな羽虫になります。
普段は川底の落ち葉の中で生息しています。

カワゲラ

カワゲラ[2018.9北海道釧路 カワゲラ]

カワゲラです。
これも綺麗な川に生息する昆虫です。
普段は川底の石の下などに生息しています。
9月でこのサイズなので、
来年の初夏に羽化します。

フタスジモンカゲロウ

モンカゲロウ[2018.9北海道釧路 フタスジモンカゲロウ]

これも綺麗な川に生息する昆虫、
フタスジモンカゲロウです。
川底の砂が堆積する場合に生息しています。

 

以上、
調べてみると、
これらの生き物たちがいました。(イトウは除く)

アメマスやヤマメ、ニジマスやハナカジカといった
魚がいました。

それらの魚たちの餌となる、
多くの水生生物もいました。

多くの水生生物がいることが
豊かな川・湖沼・湿原であることの一つの指標です。

これからも釧路湿原には
多くの生物のより所であってほしいと思います。

貴方も遊びに来てください。

したっけぃ

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

-自然, 風景・景色, 魚貝類, 水生生物
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