2019-11-16 No.502
どうも、北海道十勝のハンターモーリーです。
『鋼の錬金術師展』が
札幌で開催されています。
『鋼の錬金術師』とは
北海道十勝出身
荒川弘氏が描いた漫画です。
【等価交換】がテーマの軸にあり、
錬金術が存在する世界を
兄弟が旅をする話です。
世界中で人気となり、
単行本の販売部数は
世界で7000万部を超える
大ヒット作品となりました。
今回は北海道十勝が産んだ
漫画家 荒川弘先生と
その作品群についてお届けします。
鋼の錬金術師展
[2019.11北海道札幌 鋼の錬金術師展]
鋼の錬金術師展が
2019年11月10日~12月1日
札幌JRタワープラニスホール
にて開催されています。
漫画の原稿やイラストが
多数展示されておりしっかり見ると
1時間以上掛かります。
出口には売店もあり
私も画集と原稿の複製を購入。
ハガレンファンなら
必ず行くべきイベントです。
漫画だけではなく、
アニメ化や映画化、
ゲーム化などの
メディアミックスにも
成功した作品している作品です。
特に2回目に製作された
【鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST】
は、演出も作画レベルも高く
同作品の評価を
さらに押し上げました。
見ていない方は是非ご覧下さい。
漫画版↓
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アニメ(二回目)↓
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荒川弘という漫画家
来歴

[2019.11北海道札幌 荒川弘氏銅像 荒川氏は自身を牛に見立てた自画像を描きます]
出身は十勝幕別町の農家。
5人兄弟の4女、
1973年5月生まれ、
帯広農業高校卒。
高校卒業後は
7年間実家の農業を手伝いながら、
4コマ漫画の仕事を受けていました。
26歳で漫画賞を受賞しデビュー。
その2年後、28歳の時に
『鋼の錬金術師』連載開始し
10年間連載を続け
大団円で幕を下ろします。
その後も
『百姓貴族』
『銀の匙 Silver Spoon』
『アルスラーン戦記』
など、ヒット作を連発します。
漫画の鬼

[2019.11北海道札幌 アルフォンス等身大像 鋼の錬金術師展にて]
連載中に休載を入れずに
長男を出産したところです。
ちなみに、
荒川弘先生は女性で
結婚もされています。
その後も銀の匙やアルスラーン戦記の
連絡を抱えつつ次男、三子を出産。
漫画と家庭を両立させている
稀有な漫画家です。
しかし、
銀の匙連載中に
「家族が体調不良で療養サポートのため
執筆作業を調整します」との
コメントが本人より出されました。
銀の匙の連載も残すところ
あと2回(2019.11月現在)。
1999年の漫画賞受賞から
20年間走り続きてきた
荒川弘先生です。
ゆっくり休養して欲しいと思います。
荒川弘の哲学【等価交換】

[原画展に飾られていた荒川先生直筆サインのサインイラスト]
荒川弘先生はヒットメーカーです。
ヒットを支える根本は荒川弘先生が持つ
自然観、社会観が読者・視聴者を
惹きつけるのだと思います。
一言でいうと『等価交換』。
厳しい北海道十勝の農家が培った思想、
『働かざるもの食うべからず』。
労働の対価としての
暖かい家や美味しい食料。
厳しい冬があるからこその春の喜び。
荒川弘先生の漫画を貫くテーマ
【等価交換】とは、
凍てつく厳しい大地を
民間主体で開拓した
北海道十勝そのものの思想です。
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そんな荒川弘先生の作品は
鋼の錬金術師以外でも、
以下の作品を通じて楽しめます。
荒川弘作品群
百姓貴族
自身が農家出身であることから
農業の現場について、
現在の農業のあり方について、
食料自給について、
実体験からコミカルに
農業問題を知れる漫画『百姓貴族』。
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銀の匙
自身の農高実体験から
農業高校ライフを描いた
『銀の匙 Silver Spoon』。
キャッチコピーは
「汗と涙と家畜の酪農青春グラフィティ!!」
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関連記事:
アルスラーン戦記
田中芳樹原作の『アルスラーン戦記』。
私が高校の頃から読んでいた作品が
荒川弘先生の手によって
漫画化され連載スタート。
なお、
原作は31年の時を経て
2017年に完結したのですが、
ラストが辛い…。
荒川弘先生がラストを
変えてくれると期待する声も一部あります。
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貴方も是非、荒川弘先生の
作品を手にとって見てください。
したっけぃ