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ハンター日記

記録 2018年池田町ヒグマ ヒツジ80頭襲撃事件

投稿日:

2018-09-23 No.290

どうも、モーリーです。

2018年9月8日、
地震と停電で北海道が混乱していた最中、
北海道十勝の池田町で
一頭のヒグマが捕獲されました。

池田町にあるボーヤ・ファーム(ヒツジ牧場)では、
今年の6月以降80頭ほどが
行方不明になっており、
ヒグマに襲われたと思われます。

今回は池田町ヒグマヒツジ襲撃事件について紹介します。

 

ボーヤ・ファーム

1000頭のヒツジ

ヒツジ牧場[北海道十勝 写真はボーヤ・ファームではなく、新得にあるヒツジ牧場]

北海道十勝の池田町にあるボーヤ・ファームは、
ヒツジ生産牧場です。

ここでは羊肉として1000頭のヒツジを飼育し、
また、牧羊犬ショー(シープドックショー)も
見学できます。

80頭の行方不明

ここでは山林50ヘクタールの放牧地に
490頭ほどを放牧しています。

2018年6月以降、
内、80頭ほどのヒツジが
行方不明になったり、
死骸で見つかりました。

のどをえぐられたり、
首の骨を嚙み砕かれた死骸や、
泥まみれで血を流すヒツジもいたようです。

近くにヒグマの足跡が確認され、
ヒグマによる襲撃であると考えられました。

箱わな設置

9月5日に池田町は、
緊急対策に乗り出します。

ヒツジの放牧地から1kmほど離れた林道に、
猟友会と町職員とともに、
箱わな(長さ2.5m 高さ0.8m)を設置。

わなの中には蜂蜜やシカ肉を入れて、
おびき寄せるようにし、
わなに入ると檻が下りる仕掛けです。

同時に地元猟友会にパトロールを要請。

わな設置箇所は鳥獣保護区に指定されているため、
銃は使用できない土地です。

池田町は同区域内でも発砲できるよう、
北海道へ調整を検討しました。

 

ヒグマ捕獲

ヒグマ[北海道十勝 サホロ・ベアマウンテンのヒグマ]

2018年9月8日、
北海道地震・停電の混乱冷めやらぬ中、
ヒツジを襲ったと思われる
ヒグマ1頭が捕獲されました。

体長170cm、
体重157kg、
年齢5歳前後のオス。

その場で駆除されました。
※わなの中のヒグマを猟銃で殺処分することです。

放牧地現場に残された足跡とほぼ一致。

更に、ヒグマの胃の内容物を分析し、
ヒツジを襲ったヒグマかどうか
調査するとのことです。

ヒツジを襲ったヒグマが一頭とは限らないため、
今後も警戒を続けるようです。

考察

増えるヒグマ

80頭ものヒツジが襲われた事件を
聞いたことがありません。

北海道全体でのヒグマの数が
増加の一途をたどりつつあると感じます。

現に106年振りに利尻島へヒグマが渡る事件も発生しています。

記録 106年振りに利尻島ヒグマ上陸 道内の10000頭以上のヒグマたちの行方

山菜採りの方が一人ヒグマに襲われ死亡した事件もありました。

記録 2017白糠ヒグマ襲撃事件

昨年の知床でも30年振りに
ヒグマに襲われ負傷する事件も発生しました。

道民はヒグマ関連のニュースが増えてきていると
実感しているはずです。

北海道全体で許容できるヒグマの数が
飽和状態になりつつあります。

このままでは、
ヒグマが人の生活圏に
出没する頻度がさらに増加します。

 

春熊の復活を

ヒグマの増えた原因は、
平成元年より停止している春グマ駆除制度の廃止
(春先に猟師集団でヒグマを狩る猟のこと。通称、春熊
によると考えています。

春熊の復活を提案します。

最後に春熊が行われたのが30年以上前。

30年前のベテランハンター達の多くは鬼籍に入り、
このままでは経験の伝達もままなりません。

4年に一度、
頭数も北海道全体で100頭などの制限を設けたうえで
春熊の再開を提案します。

このままでは、
ヒツジではなく人の被害が必ず発生します。

我々ハンターは自業自得ですが、
一般人の被害が出る前に、

春熊の復活を。

 

したっけぃ

  • この記事を書いた人

モーリー

東京からUターンして、2015年から北海道で狩猟しています。趣味は旅、料理、読書、アニメなど。仕事は元絵描きで環境調査、インバウンドなど。 ブログは狩猟を軸に、自然と人の折り合いのつけ方、本質的な豊かさの模索をテーマにしています。

-哺乳類, 事件記録
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