2025-08-25 No.1184
どうも北海道十勝のハンターモーリーです。
2025年8月14日に北海道知床の羅臼岳において男性がヒグマに襲われ死亡する事件が発生。
翌日には男性を襲ったヒグマは駆除され、すぐに羅臼岳および知床連山すべての入山が規制されました。
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知床においてヒグマによる観光客への被害は今回の事件がここ30-40年間は発生していませんでした。
ただし、2019年に斜里町において猟師がヒグマを半矢にして襲撃を受ける事件は発生していました。
また、2021には羅臼町において犬がヒグマに襲われる事件も発生したこともありました。
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こうして過去の事件を振り返ってみると、徐々にヒグマが人への距離を縮めているようにも感じます。
今回は知床(斜里町、羅臼町等)においてヒグマの管理を町から依頼を受け実施している知床財団が羅臼岳での事件について報告をだしているので紹介します。
2025年羅臼岳登山道におけるヒグマ人身事故に関する調査速報
以下が知床財団が発表した羅臼岳ヒグマ襲撃事件の速報版です。
PDF形式になっているので、画像でもみられるようにしておきました。
調査速報をザッとご覧ください。
参考サイト(PDF版):
2025年羅臼岳におけるヒグマ人身事故に関する調査速報
以下に同資料を画像にしたものを掲載しておきます。
なお、知床財団はざっくりいうと自然環境の専門家や自治体や環境省などの天下りの方々などで構成される世界自然遺産知床の環境を調査、維持する団体といえます。
主な財源は環境省などから環境調査業務などを受注しています。
ちなみに、私も賛助会員として長年団体をサポート(5000円/年)していました。
賛助会員ですと、カードとバッチ、年に一度の報告レポート冊子などが送られていました。
以前は知床財団に共感し支援していたこともありました。
この調査速報の詳細や感想などはおって記載したいと思います。
一つ言えるのは、トレイルランのスピードにより子熊を守る母ヒグマへ恐怖感を煽ってしまったのかもしれない、とは感じています。
普通通り歩いての登山ならば、今回の事件は発生していなかったかもしれません。
登山中にトレイルランの方とすれ違うと、その速さと爽やかさと、体力がすごいなといつも思います。
ただ、山岳部出身の私としては山中で忙しないなとも感じます。
正直走るなら地上で走ってほしいとは感じていました。
同事件はトレイルランナーによる子育て中のヒグマの親子への急速な接近が襲撃の要因ともとれることから、これを機に北海道の山でのトレイルランは規制されてほしいと、感じています。
取り急ぎ、知床財団の調査速報についてお届けしました。
したっけぃ