2018-03-20 No.236
どうも、モーリーです。
先日、十勝の海岸線を歩きました。
[2018.3.15北海道十勝 浦幌町の海岸線 誰もいない、静かな海]
空を見るとハクチョウの群れをみました。
上空を20-30羽が北の方へ列を組んで飛んでいきます。
繁殖地であるシベリアへ渡る途上でしょう。
この時期にハクチョウは越冬地の日本を離れ、
繁殖地のシベリアへ渡ります。
ハクチョウの生活史
[2018.3.15北海道十勝 ハクチョウの列 海岸線沿いを北上する 先頭は長老でリーダー]
ハクチョウの生活史
繁殖期(シベリア地域にて)
5月 巣作りの時期
6月 産卵。一羽3-5個の卵を産む
7月 孵化(雛が卵からかえる)
8月 雛は親から水辺で餌の取り方を教わる
9月 雛が飛べるまでに成長。シベリアは寒くなり餌が少なくなる。
越冬地(日本にて)
10月 越冬地のため日本へ渡る。主に北海道へ集まる
11月 更に暖かい本州へ渡る。一部は北海道にとどまる
12月 3月中旬まで各地の越冬地で過ごす
3月 北海道に集まり、シベリアへ渡る準備
4月 日本を飛び立ち、繁殖地のシベリアへ
シベリアへの二つのルート
[2018.3.15北海道十勝 ハクチョウの渡り 一度ウトナイ湖などに日本中からあつまり、その後シベリアへ渡る]
ハクチョウがシベリアへ渡るルートは主に二つ。
オホーツク海沿岸から北方領土を通過し、千島列島からカムチャッカ半島を経由するルート。
稚内から樺太を抜けるルートです。
本州から大陸に行くルートもあるのですが、ざっくりと分けるなら上記の2ルートです。
[2018.3.15北海道十勝 ハクチョウの渡り 長老がリーダーとなって先頭を担うといわれている]
ハクチョウがシベリアへ渡り、フクジュソウが咲くころに北海道は早春を向かえます。
北海道に春が来たといえるでしょう。
貴方の町にはどんな春が来ていますか。
温かくしてお過ごしください。
したっけぃ