2016-01-07 No.64
ホオジロガモ
十勝川の上空をホオジロガモが飛んでゆきました。
凛とした澄んだ北海道の空を、ホオジロガモが飛んで行く様を連続写真でお届けします。
ホオジロガモは英語で"common goldeneye"です。
名前の由来
頬っぺに白い大きな斑点が特徴のカモです。
ですので、ホオ(頬)ジロ(白)ガモ(鴨)
メスの頬は白くはありません。
上でも書きましたが、ホオジロガモは英語で"common goldeneye"です。
英語では「共通の黄金の目」という意味です。
確かに、よく見るとこのカモの目は黄色(黄金色)にも見えるのです。
日本人はオスの頬っぺたに注目して名前を付けました。
欧米人は両性に共通する特徴の目の色に注目して命名したのです。
各文化圏によって付ける名前の由来も、調べると面白いですね。
ちなみに、ホオジロガモの学名が"Bucephala clangula"です。
この"Bucephala"は古代(紀元前350年頃)の世界帝国を立ち上げた、アレキサンダー大王の愛馬「ブーケファラス」から由来しています。
理由を調べましたが、わかりませんでした。
ホオジロガモの生態
大きさ
約46cmほどで、やや頭部が大きく見えます。
オス:頭が濃い緑色で、頬っぺたに大きく白い斑点があります。目は黄色。
メス:頭が濃い茶色です。目は黄色。
生息地(分布)
ユーラシア大陸北方に分布し、地中海やペルシャ湾、日本などに冬鳥としてやって来て越冬します。
日本には北日本に多く、本州南部では少ない。
アメリ大陸にも分布しており、アメリカ中部で越冬します。
繁殖
春に森林が近い川や湖沼で繁殖します。
樹洞や地面の穴に営巣します。
春頃に卵を産み、夏頃に巣立ちします。
求愛行動が特徴的です。
撮影できたときは、このブログで紹介します。
ホオジロガモが未知の空を飛んで行く
2016年は新年早々、世界中大荒れです。
アレキサンダー大王の愛馬の名を冠するホオジロガモが大空を飛んで行く様は、なにかを暗示しているのでしょうか。
情勢を恐れず、日々の生活を大切にしていきましょう。
なにはともあれ、暖かくしてお過ごしください。
したっけぃ